
トルコ・アナトリアの大地の女性性に触れる
今度、トルコ在住のヒーラーであり、シャーマンのYUUKAさんと声のコラボワークショップを行うことになった。

アナトリアの大地の息吹を伝えてくれるYUUKAさんは、私のパートナーの旧友であり、僕自身は今年のトルコへの旅で初めて出会った。
YUUKAさんのパートナーはトルコ人で、StrongWingsというホーリーネームを持っている。彼らは本当の意味でスピリチュアルなパートナーシップを生きていて、この地球の息吹と共に在ることを体現している。下記はYUUKAさんのブログ。娘さんのMAYAちゃんも半端ないミラクルキッドだ。
そんな彼らの家に滞在させていただいたり、主にエフェソス周辺の神聖な場所を訪れたりした経験は、トルコへの旅の中で最初にトルコ・アナトリアの大地に出会う大きなインパクトを与えてくれるものだった。

ここは、彼らのお家がある場所なんだけれども、なんだか、この朝日の中で、初めてトルコの大地とコネクトしたように感じている。

トルコの観光地としても有名なエフェソスにある、アルテミス神殿や、聖母マリアが最期を迎えたとされる場所も訪れた。もちろん、それぞれにパワーがあり、歴史の積み重なりや人々の記憶、祈りの記憶のレイヤーもあるけれども、もっと奥深いのはこのトルコ・アナトリアの大地が持つとても豊穣で力強い力動のようなものだった。


その根源的な力をーそれは私たちの肉体自体の中に存在している根源的な命の力だと思うけれどー時代は変われども人々は「女神」として信仰してきたのだと思う。この大地の深層には、そのような記憶のレイヤーも存在している。
一般的に、世界の様々な思想や霊的な伝統の中では、「女性性」にはスピリチュアルな領域を含む様々な、根源的な何かを生み出す力を含む自然のエネルギーが働いており、他方、「男性性」には女性性のエネルギーを現実的に形にしたり、力に変えたりする合理的で、理知的な、具体的で行動的なエネルギーが働いているとされている。それは、東洋では陰と陽、あるいは地と天のエネルギーとしても表象されてきた。
しかし、世界の宗教が「女神信仰」から「男神(唯一神)信仰」へと推移していく過程で、女性は何万年にもわたって意識性の領域から閉め出され、男性は自分を生み出した自然の領域から切り離されてきた歴史があるとも言われている。
それは歴史の必然だったのかもしれないが、それが私たちの内的・外的な現実の中に分離を生み、そうした社会のあり方が精神的にも、物理的にも限界を迎えているのが今の地球の状況だと思う。

そんな中、YUUKAさんたちのようなヒーラー・シャーマンたちは、人知れずそのような人間の集合意識のアンバランスを調整し、バランスが保たれるための作業を行なってきた。
そのような女性性と男性性のエネルギーは、マクロの視点で見れば社会や世界の情勢に、ミクロの視点で見れば私たち個々人の課題として現れている。個々人の課題も、世界や社会の情勢も、すべてミクロとマクロの関係でつながっていて、無関係な事柄はない。だからこそ、ひとりひとりがそれぞれの課題に対して、自分事として取り組むことは、この世界を私たちにとってより良い場所にすることにつながっている。
今回、アナトリアの大地の命の感覚を豊かに宿されている、YUUKAさんと共に、この日本でそれぞれの女性性、男性性が語ることに耳を傾けること、そして、そんな個々人の声を圧倒的な母なる力で受け止めてくれる大地の力にを体感することは、今の日本を生きる私たちにとって大きなエンパワメントになるに違いないと思っている。
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