「努力2.0」を読んで

言葉の定義は毎日のように微妙に変わっていく。

努力も同じ。きっと、数年先には、努力2.0のことを努力と普通に呼ぶ時代が来る。努力3.0はたぶん存在しない(笑)今本が出たら買うかもしれないけど。

別にいいのだ。努力2.1でも、2.2でも徐々にバージョンアップする。

しかし、最後は、「努力」という言葉に還元される。

以上は、本の感想であり、なかみとは関係ないことを断っておきます(笑)


肝心の中身ですが、汗水垂らして結果を求めてがむしゃらに走り続けるのは、旧来の努力。努力1.0。そうではなくて、プロセスを楽しみ、結果は結果として受けとめるけど、それが全てではないことを知っている。

ライバルは、努力1.0の世界では、完全に競争相手であり、打ち負かすべき的だけど、努力2.0の世界では、教えてくれる人。

Eスポーツの専門家が書いている本なので、Eスポーツでの事例が多い。

なるほど、プロの将棋に似ている。確かに結果はでてしまい、それが給与2つながる。しかし、「よい棋譜を残すこと」これもまた、棋士の仕事だ。それは、二人だけの対話であり、それを見守る人にとって有益なものだ。

そうやって文化や人の活動が後世に伝えられていくのだな。

ゲームも同じ。その場限りのゲームではなくなりつつある。攻略法が出回るが、Eスポーツも発展すると思う。一人でゲームすることは何の生産性にもつながらないかもしれない。でも、楽しい。

この、ただ、楽しいことは、大事だ。

これは、音楽も同じだ。きっと仕事もビジネスも。長く続く人は、ただ、楽しいのだ。

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