見出し画像

行動力のある人の共通点

モチベーションと行動力は表裏一体だ。
そして、私は特にモチベーションに左右されやすい人間だと自覚している。

東京から淡路島にホームレス移住をしてから3年弱が経過し、現在はいくつかの事業を仲間と共に起こしている。
そういった話をすると、「行動力がすごいね!」と必ずのように言われる。

しかし、淡路島に行ったのも事業を起こしたのも「やりたい!」というモチベーションがあっただけで、自分としてはわがままに当たり前のことをしただけだ。

私はサラリーマン時代に「行動力が凄い」なんて言われたことはなかった。
仕事というのはやりたくないこともやらなければいけないが、やりたくないことはやりたくないと思ってしまうのだ。やりたくないことを行動に移すことは私にとってとてもハードルが高い事だった。飛んだワガママ野郎だ。。。

今でも、行政や取引先との仕事の中でやりたくないことを期待されるシーンがある。そこで、私は事前に「これはやりたくありません。」といった上でお付き合いを始めるようにしている。

「なんでもやります!」と言ったところで、結局低いモチベーションで仕事をしてもガッカリさせるだけだ。だったら最初からスタンスを開示し、それでもお付き合い頂けたら驚くような成果を出せるように取り組むようにしている。

東京時代の知り合いの後輩と話していると、「なんでもやります!」スタンスの人が多いと感じる。しかし、そういう人は逆に信頼できない。自分をわかっていて、できることとできないことを言ってもらった方が腹を割って依頼できる。

なんでもやりますスタンスの人はある点で進捗が上がって来なくなり、確認を取るとレスも遅く、取り掛かっていないという事実から来る申し訳なさが表面化し関係が気まずくなっていく。

一緒に仕事をしなければ良い友達で入れたのにと悲しくなる。図太く自分の領域を提示してくる人の方が裏表がなく関係を持つのに清々しい。

相手が市長だろうが、先輩経営者だろうが、ありのままの自分を開示することが本当の人脈を築くコツだと感じる。

モチベーションと行動力の話に戻そう。
先ほど神戸で一緒にお仕事をさせていただいている社長さんと打ち合わせをさせていただいた。

現在進行中の仕事は、私が大変興味がある分野でのコラボで、モチベーションが高い。その為、頼まれてもいないのにどのようなビジネスモデルでやって行きたいかを資料を作り、プレゼンさせていただいた。

社長さんもなんの話をされるのかと不安そうな顔をされていた。
確かに急にプレゼンをねじ込まれたら何を言われるか構えるのもわかる。笑
やりたいことを形にしたいというモチベーションは恐ろしいと自分でも思う。

今読んでいる本から着想を得て、アイデアが浮かんだことも相まって資料作りに没頭したら、見せたくなってしまったという至極単純な思考回路だ。
行動力があるのではなく、単細胞なのではないかと振り返って思う。笑

そして、仕事が終わった時に、今日は神戸でサッカーの試合があることを思い出した。私が大好きな鹿島アントラーズが神戸に来ていて、30分でスタジアムまで行けるとわかると、気がついたらチケットをとっていた。
正にモチベーションによる行動力だ。

そしてスタジアムでさらにモチベーションの恐ろしさを感じることになった。
「武政さん!」とスタジアムで声をかけられ驚きながら振り返ると、東京時代の友人がそこにいたのだ。

関東に住んでいる友人との4年ぶりの再会が、神戸のサッカースタジアムなんて奇跡だ。話してみると彼はアントラーズが好きすぎてほとんどの試合に足を運んでいるのだという。飛行機に乗って一人で神戸まで来ていた彼に、同じサポーターとして敬意を表したい。

行動力が凄いのではなくモチベーションに忠実な人ほど面白い人生を送れるのだと思う。そして、モチベーションに忠実でいられる環境に身を置くことが人生を面白くする秘訣なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?