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”自分”という存在で生きる〜新しいキャリア形成は地方から始まる〜

東京から淡路島に移住して、自分の人生について一歩引いて考える機会が増えた。その中で、私は海外でも事業をしたいというモチベーションが強いということがわかった。24歳で自覚したが、私は英語などまるっきり話すことができなかった。

語学学習には外国人の友達を作ることが一番と思い、知り合いに淡路島に住んでいて、私と友達になってくれそうな人はいないかと聞いて回った。そして、アメリカ人で同い年の女性を紹介してもらった。

彼女は小学校で英語を教えている先生で、日本語も話せるため、私にとって最高の師匠となった。すぐに意気投合し、他の外国人を紹介してくれ、毎週ヨガをやったり、食事会をしたりといつものメンバーに混ぜてもらった。

初めは全くといっていいほど聞き取れず、話すこともできなかった。レベルが高く、勉強と捉えていたら心が折れていたかも知れない。しかし、遊びが楽しかったことで腰は重くならず、英語に前向きに取り組めた。外国人に囲まれて一人日本人という環境にも慣れ、ペラペラになった様な錯覚を覚え楽しかった(その場を一歩離れると錯覚だと気づかされる、、、笑)。

そんな生活を一年近く送っていると英語にもられてくる。気がつくと会話ができる様になってくる。複雑な文法を使えなくても自分の意図を伝える術が身に付いてくる。たどたどしい英語でも相手は一生懸命聞いてくれる為、最低限を伝えるためのコツがあるのだ。聞き取れなくても聞き返す事ができれば、相手はわかるように話してくれる。

それから母国に帰る人も出てきて遊ぶ機会はめっきり減った。しかし、彼らのお陰で、今年の半ばに念願の海外(ベトナム)での仕事を経験できた。私に業務を委託してくれている神戸の企業さんの出張で、英語を使って仕事をしてきたのだ。

大人になってから始めたものが生きると嬉しいものだ。受動的な学びではなく能動的な学びによる成果は格別だということを学んだ。そして、「今できない」と「私にはできない」は違うのだと痛感した。

興味のある事を身につけていくことは市場価値を上げることにつながる。そして、自分のできることリストが他人と違うラインナップだとオリジナリティが生じ、他人から興味を持ってもらえる。

さらに、自分というアイデンティティが濃い人の方が面白い繋がりを構築しやすい。そのためには自分で能動的な学びが重要だ。それが少しずつでもできているのはサラリーマンではなく、淡路島で生きているからだ。

ちょっとした趣味や関心も磨けば武器になる。しかし武器にするには時間的、精神的ゆとりが必要だ。地方でゆとりを持って武器を増やした結果、都会に戻ったら前よりも魅力的なキャリアを歩めたケースもある。

もちろん万人にとっても正解はない。しかし、自分の好きなことを磨きながら自分だけの人生を歩みたい人の始まりの地としての淡路島は心からお勧めできる。

英語を教えてくれた彼女と久しぶりに再会できて楽しかったので、思うがままに書きましたとさ。


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