十条から巣鴨を過ぎて

元同僚Hと十条で待ち合わせる 同じ電車降りて 合流 喫茶店で珈琲1杯飲み それから たまに寄る定食屋に行き 近況を報告 今まで注文したことがなかったカツ丼を食べて出る ナス焼き おしんこ カツ丼を半分に分け 味噌汁を頼んだら 十分になり Hはいつもながら酒を飲まないので ハイボール一杯で終わる Hが板橋方向の道が気になってるというので じゃあそっち行こうかと歩き出し 「トイレ寄ります」と 近くのコンビニに行ったが トイレの貸出しなく 二軒目 またトイレの表示ない レジで尋ね ようやく借りる お菓子買って コンビニ出て 板橋方面向う 線路渡る手前に 公園があって 団地 「こういう景色いいよな」 「現場でもこういう団地 搬入大変だけど好きですね」 「階段だけのとことかきついよね」 踏み切り渡り 路地を進む 古いブロック塀 大学の前通る 「そんだけ 動いてたら 稼げる?」 「そうでもないですよ 単価 変わんないし」 「そうだよね」 病院 広い公園 「こんなんあったっけ?」 「いつも車だから 気づかないですよね」 「最近 車で 都内 動くこともなくなったな」 「会社の車ないと まわらないですよね」 すぐ行くと 見慣れた広い道路 「ここに出るんやね」 「そうですよ」「でもさSさん よかったね」 「戻ってくるか わかんなくなりましたけどね」 「そうね」 板橋駅で また線路渡り ちょっと寄りたいとこあると 数分別行動し 合流 で また 歩きだし 滝野川へ向う 途中の定食屋の値段をチェックし そんで 更に進み 歩いてると 銭湯みつけ 「すごい 風情だね」 「ですね」 銭湯の周り一周し 中見たくなり 「ちょっと待ってて」 番台のおかみさんにタオルの貸出しあるか確認 「タオルとせっけん無料貸出しあるって」 で 入ることにし 広い洗い場に 湯船 喫煙スペースになってるとこ出ると 錦鯉が泳いでいる 外出て合流 「あつ湯入りました?」 「はいらんよ ぬるいとこだけ」 「無理でしたよ」 「広いよねここ」 「広いですよね」 また歩き 大正大学近くで 深夜2時までやってるピザ屋みつける 看板に目が行く 「中からする人の声 近所の人って感じですよね」 「学生とか来るかな」 「来ないでしょ」 「もう巣鴨近いね」 「観光地ですよね いきなり道が」 「そうね ちょっとの距離でも違うよね」 「東京って細かく 分断されてますよね」 「仕事でまわってると はっきりわかるよね」 「こういう道になると 興味薄れますね」 「前 来たよね」 「来ましたね 蝮さんで」巣鴨駅通り過ぎ コンビニで缶のウイスキー水割りを買い Hはお茶を買う 「飲むんですね」 「ほとんど 飲んでないよ 一杯だけだし」 戻るかと巣鴨から電車に乗る 「正月は帰るの?」 「一応 帰りますよ」 「帰れるといいね」 「帰りますよ 正月くらいは」 「明日も忙しい?」 「明日は近場だけです」 「たまにはそのくらいがいいよね」 「またKさんも来れる時に 新年会しましょう」 「そうだね 繁忙期 過ぎになるかもね」 「ぼちぼちがいいですけどね」 「そうね またね」 「はい どうも」と新宿で別れる で この日 天皇杯の決勝を 定食屋で見ようとしてたが 地上波放送なく 見れず その日のHは レッズカラーの服を着ていたことだけ 記憶する 


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