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夏を感じる瞬間

気づいたら8月になってしまっていた。
とにかく暑い夏。
気分的にはすでに8月中旬だ。
まだあと2ヶ月くらいは暑いのだろうか。

7月はバタバタしていてすぐに終わってしまったような気がする。
就活関連での移動が多かった。
上旬には帰省していて、九州北部の大雨に巻き込まれていた。
とにかく雷と雨がすごくて、ずっと窓の外を眺めていた。
雷で空が光って山の稜線が見える様子は面白かった。

あまりにも暑くて蚊がいない。
蚊取り線香を売る季節は9〜10月にした方がいいのではないか、と思うようになった。
7月下旬から8月は蚊を見かけることがない。
暑すぎてむしろ快適になってしまっている。
いや、暑いから快適ではないのだが。

考えてみれば、昼間の一番暑い時間に鳴いているセミはあまりいないかもしれない。
朝と夕方に鳴いているようなイメージがある。
16時過ぎにバイトに行くために、自転車で公園の横を通り過ぎるときはセミの大合唱に包まれる。
あまりにもうるさくて耳が痛くなるほどだ。
夏を感じる瞬間である。

ひまわりが咲いているのもちらほらと見かけた。
この辺りではそもそもひまわりがあまり植えられていないらしく、たまにしか見かけない。
昔はひまわりの背丈を大きく感じていたものだが、最近はそうも感じなくなってきた。
小さい頃に見かけていたひまわりとは品種が違うのだろうか。
それとも私が大きくなってしまったのだろうか。

私が夏を感じる一番の瞬間は、入道雲を見たときである。
入道雲は夏の雲だなあ、と感じる。
今年は4月のゲリラ豪雨の時点で見かけてしまっていたものの、夕方近くにもなれば入道雲がよく見られるようになってきた。
雲ひとつない真っ青な空から、あんなに大きなアイスクリームのような雲ができるのだから面白い。

そういえば、夏はバイト先の露天風呂に風鈴が設置される。
不思議なもので、風鈴の音を聞くだけで少し涼しく感じるものだ。
風鈴の音を聞くたびに自分もほしいなあ、と少し思う。
伊万里焼の風鈴をほしいなあ、と思ってからもう数年経っている。
それなりの値段がするためになかなか手が出せないでいるのだ。
いつか買ってみたいものだ。

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