目に見えないものを信じる ○T×S●13回戦

「こうあればいい」。ファンが望む展開となった野球ほど痛快なものがあるか。

それは、祈りが通じるとき。目に見えない力がはたらき、球場はひっくり返る。

ホーム球場でないと、サヨナラ勝ちはない。サヨナラで勝ったとき、それは祈りが通じた奇跡の瞬間だ。
野球は、筋書きのないドラマだ。だから、蓋然など存在しない。次の一球がどこにあるのか、誰にも分からないのだ。

だから、祈りを込めたボールが外野スタンドに吸い込まれた今日、阪神甲子園球場は、ひっくり返った。

分かるのだ。逆の立場になれば。私だって、ひっくり返った明治神宮野球場に何度居合わせたことか。
そして、そんなサヨナラは、チームを勢いづけるということも。

分かるのだ。

明日がある。そう唱えれば、見えない力が働いて、顔を上げられる。そう信じる。まけほ。

R2.9.1 tue.
T 2-1 S
阪神甲子園球場

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