カイジ

「カイジ ファイナルゲーム」

監督:佐藤東弥
製作国:日本
製作年・上映時間:2020年 105min
キャスト:藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、伊武雅刀

 カイジシリーズ第三作目、原作は福本伸行のコミック。
 否定している訳ではないが、日本ではオリジナル脚本で映画は作られないかのかと疑問になるほど原作がコミックの場合が多い。柔軟な発想力をそこに求めるしかないのか。それとも、映画化されるほどコミックの内容が高いのかは、コミックをほぼ読むことが無い為判断出来ない。

 館内は驚くほど男子高校生が多く、劇場内9割以上男性の印象。
 平日午後3時に観ている君ら(=高校生)こそ大丈夫?と問いかけたくなる程マナーに辟易する子も居た。客層はどこなのだろう。

 シリーズ前二作は鑑賞せず今作だけの感想:
 昨日の「記憶屋」が酷かった分、役者が揃っただけでもまだ観られた。
 吉田鋼太郎、藤原竜也と舞台演劇で活躍の方々はやはり演技が発声から身振りまで映画やTVのフィルム世界とは表現方法が異なる為、大仰には映るがコミックの映画化であればその部分は計算の内か。
 日本経済泥船状態は作品内の話ではなく、現実「円」を紙幣で持っていて危なくない?と話していた為経済描写がリアルで苦笑もの。
 カイジがもっとスリリングでスピード感があるものと勝手に考えていた分、随分、素直なシナリオで盛り上がりがないことが残念。特に、最後のあの選択は今どき小学生でも使わないのでは。
★★
*TOHOフリーパス鑑賞

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