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『Verdant』は「ヴェルダント」と読むらしい。

プロジェクト成功から約1年

昨年10月にKSで蹴っていた『Verdant』が当初の予定(2022年8月)より3ヶ月ほど遅れて届いた!
あの頃はまだ『CALICO』(キャリコ)の日本語版があんなに売れるとは思っていなかったし、『CASCADIA』(カスカディア)がBGGで賞を取るなんて思ってもいなかった。
というか、当時はどちらのゲームも認識していなかったのでこいつがその因子を受け継いでいることは全く知らなかったんだよな。
ちなみに、プロジェクト成立時点の昨年10月の円ドル相場は110〜115円。プレッジ金額が29ドルだったので3,300円ほど。最近の円ドルが140円と考えると4,000円位になるので、この1年での円安を実感するなぁ…


前作からの系譜を感じる

英語版のルールブックを読みながらゲーム内容を比べてみると、メインとなる部分はしっかり引き継いでるんだなぁ、と感じた。
前作(カスカディア)では動物と地形をどのセットで取りに行くかがメインとなっていたのに対し、今作(Verdant)では部屋、植物のどちらかとアイテムをセットで取るようになっているところが進化、複雑化していて更に悩ましいことになっている。
さらにトークンを使って組み合わせを変えられるところも前作から引き継いでいるのだが、今作ではトークンの使い道が他にもあるのでこれまた悩ましい。


植物も部屋もいい感じにしたい

実際にプレイしてみるとどこもかしこも悩む悩む。って当たり前か。
1.部屋もしくは植物とアイテムのセットのどれを取ろうか悩む
 →前ターンから残ったカードにはトークンも載っているので更に悩ましい
2.既存の部屋、植物に隣接した配置に悩む
 →日当たりを考えて植物と部屋を交互に配置するが思ったようにいかない
3.アイテムを使うかどうかと配置に悩む
 →アイテムは1個だけキープできるので今ここで使うべきなのか悩ましい
 →部屋と植物の種類、アイテムの色を合わせて得点増を狙うかも悩む
4.トークンの使い所に悩む
 →次ターンのセット取得や植物の成長を考えていつ使うのかが悩ましい
5.縦3×横5の最終形をいつ決めるか悩む
 →交互に配置される最終形で植物と部屋のどちらに寄せるか悩ましい
 →置き方次第で「3+2+3=8」か「2+3+2=7」ってこと


3作どれも悩ましく楽しい

キャリコではキルトの模様と色の組み合わせを悩んだ上で好みの猫を呼び寄せられるか更に悩む。
カスカディアではどの土地にどの動物を住まわせるか悩んだ上で相手よりも広い土地を確保したいと更に悩む。
ヴェルダントでは好みの植物と部屋の日当たりの組み合わせを考えて配置に悩み、更には部屋に飾るアイテムと周りの植物の組み合わせにも悩まされる。
どの作品も悩ましくももどかしい感じが楽しいんだよなぁ。


日本語版はアークライトから発売予定

発売時期は明記されていないけれど、アークライトの商品情報に『ヴェルダント 観葉植物たちの部屋』という名前で掲載されているので、近いうちに日本語版が手に入るようになるんだろうな。
植物の名前やフレーバーテキストが日本語版ではどうなるのか楽しみ!


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