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■映画《黙秘》

映画の話題です。
例によって、ネタバレします。
まずは映画を見たいという方はAmazonでご購入ください。
Prime Videoでも販売していますよ。

キャシー・ベイツ主演の映画です。
正憲はこのキャシー・ベイツが好きなのですよ。
もうね、最高の女優さんです。
彼女の演技は素晴らしいの一言です。

《ネタバレ》
S・キング原作のミステリー映画。アメリカ・メイン州の小さな島にある、富豪未亡人の邸。そこで郵便配達人が見たものは、血だらけで横たわる女主人の頭上に、のし棒を手に呆然と立ち尽くす家政婦ドロレスの姿だった……。無実を主張しながらも、事件の詳細には黙秘を通すドロレス。彼女には20年前、夫殺しの容疑で不起訴になった過去があった。数年ぶりに帰郷した娘セリーナにも堅く口を閉ざすドロレス。その全ての真相は、20年前の日食の日に隠されていた……。主人公役はキング自身が彼女を想定して執筆したというキャシー・ベイツ。

《登場人物》
・家政婦 ドロレス(← キャシー・ベイツ)
・18年前に死んだ夫 ジョー
・二人の娘 セリーナ
・18年前の夫の死亡事件担当 マッケイ警部
・富豪未亡人 ヴェラ

ヴェラは不慮の事故で亡くなるのですが、証人がいないため、ドロレスに殺害の嫌疑が掛けられます。
ヴェラの事件を担当することになったマッケイ警部は18年前のジョー死亡事故も担当し、そのときは犯人と疑っていたドロレスを起訴できませんでした。
今回もマッケイ警部のしつこい捜査や尋問が繰り返されます。
父親が死亡してから母親であるドロレスとの関係が上手くいかなくなった娘セリーナとの微妙な母娘関係も面白さを増している要素です。

映画の後半で、父親ジョーと娘セリーナの秘密が明かされます(というより、心の奥底に封印していたセリーナの記憶が掘り返されるわけですけど)。

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英語版ですが、Trailerを載せます。

冬の景色と廃れた島の風景が、映画の内容とばっちりマッチ。
そして美しい映像です。
スティーブン・キングがキャシー・ベイツを念頭に書いたというシナリオだけあって、彼女の自然な演技に魅入ってしまいます。
最後に娘セリーナは島を離れて都会に戻るのですが、緊張した母娘関係が雪解けしはじめたその瞬間を捉えていて、少しの緊張感とぎこちない愛情との揺れ動きが何とも言えないシーンになっています。

本当に素敵な映画なのですよ。

コロナで外出自粛なさっている皆さん、DVDやPrime Videoでぜひ『黙秘』をご覧ください。

感想はコメント欄に宜しくお願いします🙇

キャシー・ベイツの他のお薦めは・・・・・・・
○ ミザリー
○ タイタニック
○ ジョン・F・ドノヴァンの死と生
○ リチャード・ジュエル
などなどが挙げられ、特に『ミザリー』は若い頃の名作です。

でも、最近までの作品の中で圧倒的な名演は『黙秘』ですよ。

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