岡本太郎と生きる歓びについて考える。
岡本太郎さんと聞くと、何を思いうかべるだろうか。恥ずかしながら私は、学生時代によく目にしていた「新宿の目」であったり、太陽の塔のモニュメントの存在を何となく知っている程度あり、この人が芸術について、究極は「生きる」ことについて、どんな風にその情熱の炎を心に燃やしている人であったのか知らなかった。そう、この本に出会うまでは…!
この本は1993年に刊行された文庫の新装版だが、岡本さんの言葉一つ一つが心の琴線に触れるものばかりで心を大きく揺さぶられた。
生きる目的とは何か。人