僕がオムナスに帰ってくるまで


1.はじめに

記事をお読み頂きありがとうございます。もりしょーと申します。
1/8にバトロコ高田馬場店にて開催されたエリア予選にて4Cオムナスを使ってCCF本戦の権利をとれたため、振り返りも兼ねて久々に筆を執ることにしました。
ただこのデッキは固定パーツも多く、がっつりデッキ紹介するようなものでもないので記事としては今回の予選にフォーカスした内容に留めています。
基礎的な事項はMMMF東京をこのデッキで優勝されたおたっくん記事を読んで頂くとよいと思います。自分もかなり参考にさせて頂きました。

2.デッキリスト、当日の戦績など

デッキリストと当日の戦績は以下の通りです。デッキリストの一部解説は後ほど。

時々やりますが、メインデッキは61枚です

【当日の戦績】
R1.○×○ラクドス
R2.○×○魚
R3.○×○ラクドス
R4.○○カウモン
R5.○×○ラクドス
R6.○○オムナスミラー
R7/R8 ID

と言う感じで2位抜けでした。
ちなみに前日、前々日のエリア予選の当たりデッキ累計はカスクラ6回、ラクドス3回、カウモン2回、青トロン1回。
想定の範囲内?だったと思います。

3.エリア予選前の振り返り

ここは自分の振り返りなので読み飛ばし推奨です。
店舗予選での権利は昨年の9/16時点で運よく取れていました。この時もデッキは4Cオムナス。
当時はエルドレイン初期で豆や激情も使っていましたがまだ探り探りでベースになるリストはメインデッキが75枚(!)のものでした。
その後、個人としては暗黒のプレミアム予選時代へ突入。
オムナス以外にも

・黒単(t赤含む)
・エスパーコン
・トロン
・アミュタイ
・リビエン
・カスクラ
・ヨーグモス
・豆カスケード

等々試してはデッキを崩し、プレミアム予選は良い所なく飯を食う事が目的のような旅になっていました。
練習不足が主たる要因と言われればその通りで、経験値は貯められたと思うものの苦手意識の方が増大していました。
既に直前予選向けに休みを確保しようと動くくらいには。

4.禁止を受けて。と、メタゲーム分析

プレミアム予選がほぼ終わった12/4付で激情と豆の木をのぼれが禁止。
これを受けてラクドスやカスケード系の一部がメタゲームから死滅すると思いきやラクドスは構成を変えむしろ運用の安定感が増したり、むしろ存在感を高めていました。というのはメタを追っていれば前提になる話。

その辺を受けつつ、なんとなく関東のエリア予選のメタゲームはカスクラ多め、次いでラクドス、次いでリビエン等々個人が好んで使うデッキが多く、某所に登録されている数ほどにはヨーグモスはいないと踏んでいました。
実際、おおよそそのような構図になったと思います。

それらに対し意識して練習し続けていれば強く扱えるだろう...と思うデッキで思い当っていたのはアミュタイ、リビエン、ヨーグモスあたりですが普段からそこまでモダンをやっていないため自信がなく避けてしまい、同様の理由で使う人やや少なめかなとも同時に思っていました。

オムナスを再び手にしたのは5日のFNMから帰った後で、FNMの時鞄にはカスクラ、ラクドス、アミュタイの3つのデッキが入っていました。
このタイミングではおたっくんの記事を読みつつ、豆は失ったもののデッキとしては立ち位置そこまで悪くないかな、というふんわりした感想を持ちつつ「本番では経験値ベースで戦った方が取りこぼさないだろうし後悔も少なかろう」の精神でこのデッキに帰ってきました。

そして権利を取った8日時点での話になりますが、
・オムナスを使う上で苦手と考えているリビエンやアミュタイのマスタークラスの方々は概ねプレミアム予選やエリア予選で権利を取っている。ので当たらない事をお祈りする方が効率的
・依然としてカスクラ、ラクドスは多い。次いで土地が強いデッキ(青/緑トロン、黒単系)がそこに次ぐ構図になっている可能性がやや高めなだろうがボリュームゾーンが最初の2者であり、エリア予選であればTop8でなくても予選を抜けられる枠がある場合もあるのでこのデッキを握る理由になる
という事を想定しデッキはそのまま、パーツ採用の微調整を行っていました。

5.採用パーツへの言及(デッキの調整箇所)

色々書きましたがここが本題です。

再掲

ティシャーナの潮縛り
新イクサランで最もモダンに影響を与えたであろうカード。そしてこのデッキを握り直したいと思ったきっかけ。このデッキだとハーフリングの支援もあり相手によっては2tから相手のフェッチを潰して先手後手を入れ替えたり、スピード感と器用さを兼ね備えています。
フィニッシャーの絶対量が足りないこのデッキの問題点にもそこそこ寄与しています。本当は3枚取りたいけど後述のカードを採用する関係で今回は2枚に抑えました。
(そもそも今回のリスト、61枚です)

復活した精霊信者、ニッサ
恐らく今回の準MVP。フェッチを併用すればオムナスか孤独のどちらかが確実に手に入り、かつギルランのタップインからでもライフ消費を抑えつつマナが確保できるのが偉い。相手のターンでもインダサのトライオームを起きつつ捻った1マナで力線の束縛を出したり、かなり器用でした。
高揚していない邪悪な熱気やカスクラの使う死亡(/退場)や砕骨の巨人(の踏みつけ)に引っかからないタフネス3も心強かったです。

鏡割りの寓話
モダンでも相変わらずMTGのすべてが詰まっていたカード。
勝っているリストは採用している事が多かったので、一度は採用を見送っていたのですが
 ・方々から月が貼られる環境なので色マナ源として役立つ
 ・ハーフリングからのジャンプ先がもう少し欲しい
 ・レンで持て余す事のある土地の活用先
 ・このデッキは安定して5マナまで伸ばしたいし、宝物が出せるならチャンプアタックですら役に立つ場合がある
と言う想定から再度登板。実際、想定通りの活躍をしてくれました。

機械の母、エリシュ・ノーン
基本メイン採用したいカードですが今回はサイドに。
と言うのも前述のラクドス、カスクラ、土地が強いデッキ相手に引きたくない。
が、サイドからも消してしまうのはちょっと怖い、と言う事でこのポジションに。お守り枠だけど使う事もあったのでサイドに入れておいてよかったです。

メインの母聖樹2枚目
土地が強いデッキ憎し(というか隔離するタイタン絶対に許すまじ)、で前からこうしている構築だったりします。
たいていはサイドに1、2枚追加している方がほとんどと思いますがここもメインスロットの節約を兼ねていました。
ほか、レンの活用先として積極的に戦略に組み込みやすくする目的もあり。
フェッチのスロットを削っているのでデッキ全体の安定運用を目指すならフェッチ12枚体制の方が良い、とも思いますがフェッチ先が出涸らしになることもあるのでここは好みでいいと思います。

黒曜石の焦がし口3枚目
同上です。マッチを取りこぼすとしたら土地が強いデッキになるので。また、これ自体のスタッツも4/4飛行と魅力的なのが好きです。

他にも
採用したいカードは数種類ありましたが、今回参加のメタゲーム的にはこれで十分でしょう、という感じで納めました。想定されるデッキが増えるならエラダムリーの呼び声からのシルバーバレット戦略は考えておきたいです。

6.終わりに

記事をお読み頂き、ありがとうございました。
現時点でチャンピオンズカップファイナルまで1か月を切っており、新しいエキスパンションの発売も控えていたりとまだまだ波乱が想定されますが、一先ずは併行して始まってしまっていたスタンダードの店舗予選を楽しみつつ本番のデッキを考えていければと思っています。
また、気になることがあればコメントやX(Twitter)等でお気軽にご連絡ください。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?