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僕が思うブラジル人の魅力

いきなり日本人の魅力ってなんですか?と聞かれても答えるのは難しいと思います。日本という国に長く住んでいると、当たり前過ぎて気にもならないことが多いからだと思います。

一般的には”礼儀正しい”、”勤勉”、”正直”、”手先が器用”などを挙げる外国人が多いようです。と、言われても、実際そうかな?って思いますよね。国民性とかって、全員が全員同じではないし、礼儀正しくない友達知ってるし、私器用じゃないし、、、みたいな感じだと思います。

僕がブラジルに住んでみて、行ってみて、ブラジル人の友達と話たりする中で思うのは、「ブラジル人は人生を最大限に楽しむ達人」という感じです。実際どういうことなのか?

まず日本人と大きく違うと感じるのは「建前がない」というところです。「今度遊びに来てね!」と別れ際に言おうもんなら必ず遊びに来ます。まさか本当に来るとは、、、と思っても遅いのです。この類の、日本人が社交辞令的にしてしまう挨拶は、通用せず、全てちゃんとした約束としてみなされます。

ブラジル人は自分の気持に嘘をつくのが好きではありません。ですから、とにかく今自分がやりたいことを最優先にします。それによって予定に遅れても、「こうこうこうで、、、、」と何かしらの理由を主張します。これは、日本人の言い訳とはちょっとニュアンスが違うのですが、日本人にとって見れば言い訳です。

なにかしら迷惑を掛けて悪いと思ったら、ブラジル人はまず謝るのではなく、まず正当性を主張します。遅刻ならば「迷って遅刻した」「電車が遅れた」「家を出ようとしたら電話が鳴った」など、悪いと思っていても必ずこの説明を挟みます。その言い訳の奥には「本当にやりたいこと(やらなければならないこと)があったから」ということが多いのです。

そして、恋愛も一途です。この一途も日本の女性が思い描く一途とは違います。ブラジル人は付き合い出すまでの期間が短いです。日本みたいに駆け引きをたっぷり楽しんで、、、みたいな恋愛はほとんどありません。お互いがビビッと惹かれ合ったらもうそこからスタートです。

ちなみにブラジルにはFICA(フィカ)という文化が合って、「恋人ごっこをする期間」みたいな付き合い方があります。バーなどで知り合った女性に「ちょっとFICAんない?」みたいに声をかけ成立する場合もあります。これは日本人には理解しにくい感じかと思いますが、そうやって距離を縮めていくのです。

”一途”と言ったのはつまり、「気に入ったらその人にまっしぐら」という意味です。しかし、人間ですから付き合っている途中で他の人に惹かれてしまうこともあります。そうなると、その新しい人にまっしぐら。ということです。

そしてパートナーも人間ですので、あいつ私を差し置いてなにやってるのと、パートナーを叱りつけます。そこで浮気した方は例の言い訳です。「違うんだよ、咲いている花はみんな綺麗でしょ?君も花だし、あの子も花だったんだよ」的な言い訳をするわけです。

ブラジル人女性のすごいところは、その浮気相手の女性にまで攻撃を仕掛けることがあるというところです。女同士が髪の毛を引っ張り合って罵り合いながら殴り合いをしている光景などがテレビなどでも見られます。これはなかなか日本ではない光景です。

そんな風に自分の気持に正直に生きているのがブラジル人です。やりたいことがあったら、とことんやる。建前がない分、生身の自分で生きていますので、苦しみや悲しみも深く、立ち直れない程傷ついてしまう人もいます。しかし、そこはカトリックの国なので、あらゆるありがたい言葉や、励ましの言葉を掛け合いながら、前に進んでいくのです。

嫌のものは嫌。嫌いなものは嫌い。やりたくないことはやらない。興味のないものは気にもとめない。その代わり楽しむ時は人一倍楽しむ。

『人生って最高!!!神様ありがとう!!!』

そんな人が集まっている国がブラジルだと思っています。


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