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公園の前

人が暮らしている気配のある街が好きだ。
文字通り浮足立ったミーハーな東京も好きだけど、
それは私にとっての日常では無いなと思う。

そんなトーキョーでも地に足の着いた山手という場所はあるもので、10月にその街で個展をする。

渋谷区ではビルとビルの間にひっそりとあって、駐輪場や喫煙所として様変わりしているような公園も、この街ではこの遊具で誰かが遊んだ気配がする。

その公園は、個展をするお店の目の前にある。
小さなご家族連れのお客さんも、安心して来られるよう個展をするなら公園の近くが良いなと思ってました。

最寄駅は山手線の日暮里駅
駅を出て登る坂の名前は御殿坂。

私の活動の出発点はネットであり、SNSではじまり、
個人店から大手百貨店のポップアップなどで神出鬼没的に西は大阪、北は青森までは作品は巡り、
webshopや個別オーダーでの購入履歴を見ると47都道府県すべての土地に作品が旅立った事になる。

そしてこれからは定期的に自分の手で空間をデザインし、発表したいなと思ってる。
その場所にこのエリアを選んだ。
一年に一回か、半年に一回か、とにかく同じ場所で定点観測できる場所。

そういった場所を持つ事で、自分にとっての帰り道ができることを望んでいるんだと思う。
ここでの発表なら、創作に専念できるという安心感。

商業的な販売会になると、やはり売上目標は立てないと行けないですからね。
あくまでビジネスとして先方は期待してますので。
といっても、もちろん個展でも作品は売れて欲しいですけど 笑

個展初日にはワークショップも開催します。
なんとオリジナルドリンクとのセットなんですよ。

オリジナルドリンクはオリジナルコースターが付きます。
私が今回一番楽しみにしてるところ。
その時その場にしか体験できない何か、それがブランド名にもなってるAura(アウラ)なのです。

アウラに関してはよく聞かれるんですが、まだ言語化したくないと思っていて、いつもふんわりした返事しかしてないんですけど、ベンヤミンというドイツの批評家が啓蒙した言葉から拝借しました。
気になる方は検索してみて下さい。
それと、最近知ったのですが絶滅寸前の言語を話す最後の種族の人の名前もアウラというらしいです。
言葉って無くなってしまうんですね、生き物なんだなぁ、って改めて思いました。

話が逸れましたが、そういった理由でブランド名とこれから作る作品、自分の研究対象など全てを織り交ぜたライフワークとしての活動の場をこれから作ります。

長い長い探求の旅かな。
これからもどうぞご贔屓にして頂けると幸いです。
関口


サポートは個展の費用や学費・研究のための書籍の購入として大事に使わせて頂きます。他、応援してるアーティスト・作家のサポートにも使いたいです。