いつか死ぬという覚悟
都会から移住したいが、悩みのひとつに病気が心配だから大きな病院のあるところに住みたいという人がいた。
私も治療をしているのでこんなことを書くのはどうかと思うがあえて書かせてもらう。
人は必ず死ぬ。そしてほとんどの人がどうやって死ぬかは分からない。
病気、事故、寿命、他殺。
ただ、自殺と尊厳死は場合によっては自分で決めることができるかもしれない。
健康法や治療のノウハウは世の中に沢山存在するけど、結局のところ、どの方法もあなたにとって必ず病気や事故を防ぐものではない。
私は自分や家族には特別症状などが無くても治療をする。
それは病気を恐れたり、病気にならないことを考えているのでは無く、常に良い状態を保っておくという主旨がある。
また、人の体は健康でも常に変化している。
少しの不具合や、いつもと違う、自分の理想と違うからといって治すとか無くすというのはかえって心や思考が病んでまさに「気を病む」ことになってしまう。
死や病気や事故を恐れず、最善を尽くして起きてくるものならそれを受け入れれば、大抵のことは心配する必要がないのだ。
「人事を尽くして天命を待つ」
何と素敵な言葉だろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?