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疲れた時に読む話

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サラリーマンをやっていて一番苦しかった時の話

サラリーマンをやっていて一番苦しかった時の話

苦しかった時の話をしようか。

メガバンクが次々に合併していくような時期、私は某メガバンクに入行した。当時、日本の金融機関は法人ビジネスは成熟しているものの、リテール分野は全くの未成熟と言われており、純粋に面白そうだったから、私は総合職でリテールを選んだ。

世の中はゼロ金利の真っただ中で、銀行の中でも「これからはデットじゃない!エクイティの時代だ!」なんてことが盛んに言われてた時だった。
銀行

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車が臭かった話

車が臭かった話

車が臭かった話。
あれは3回目の異動の時。真夏の、お盆の直前の時期のことだった。 支店長が家族で沖縄へ皆既日食を見に行っていたその水曜日の夕方。本来辞令は金曜日に発令するものだが、私が翌日から長期休暇で不在の為、前もって副支店長から告げられた。
「異動だ。場所は金曜日発表。8時30分に支店に電話しろ」 地獄から抜け出せる。 経緯はともあれ、その日は妻とちょっといい焼肉を食べに行った。次の日ロング

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セリーグ制覇の瞬間に立ち会った話

セリーグ制覇の瞬間に立ち会った話

業界用語でセリーグはセクハラ。パリーグはパワハラ。
パワハラは「指導に熱が入る余り…」という言い訳が通る余地があるようだが、セクハラは助からない場合が多い。
ただ、偉い人のセクハラは黙認されるケースも多く見た。出世欲で許容してしまうのだろうか。

さて、銀行員は何かにつけて飲みに行く。
全国転勤も頻繁な為に、単身赴任者も多い。課長以上の経営職階も、異動して空いたポジションに昇格して収まる、なんて話

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朝礼終わりに拍手をしなかった悲劇

朝礼終わりに拍手をしなかった悲劇

銀行に採用される人は、基本的にちゃんとしている。
高卒であれ大卒であれ、ちゃんとしている(フリが出来る人を含む)。
で、先輩方も一様にちゃんとしているので、ちゃんとしている人に教えられるとちゃんとした感じに育っていくのが道理。
お局だのおっさんだのと嫌われようとも、年長者が自分の役目として若手に厳しいことを言うのは、善き文化だと思っていた。
今は、誰しもがSNS等でもどんな陰口を叩かれるのか目に

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美味しいものを食べた話①

美味しいものを食べた話①

 お世話になっております。仙と申します。金融の個人営業一筋16年。昨年末に15年勤めた都銀を退職し、今は個人会社を設立して財産コンサルティング業を行うと共に、業務委託IFAとして活動しています。
今回、仕事とは関係ないのですが、余りにも良い飲食体験をしましたので、記念に残しておこうと思います。

 私の妻の実家が兵庫県加古川市にあるのですが、そこに【味季料理 りんどう】という日本料理屋があります。

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固唾を飲んで見守る犬

固唾を飲んで見守る犬

固唾を飲んで見守る犬だけを並べたnote。
いただいたサポートはこの子のおやつ代になっています。
ありがとうございますm(_ _)m

世界を救った話

世界を救った話

信じてもらえないかもしれないが、僕は世界を救った。

日夜世界の平和に貢献すべく奮闘し続けている話。
特定の宗教・政治団体とは一切関係ありません。

ユパ様の如く

遺言とスマホ

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