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「他人」と書くか「人」でいいのか?ひとさま

おーどりー――「他人ごと」といえばですが、「ひとさま」についてはどう書くのが正しいのでしょうか?
ハチ――他人さま?
おーどりー――ところがどっこい。辞書は「人さま」なんですね。「他人さま」については、「他人さまとも書く」という、但し書き的な扱いなんです。
ハチ――そうなんだ。
おーどりー――ということは、「他人ごと」についても、あたしたちの絶対「人ごと」はおかしいっていう考え方も、おかしいってことかも。ここは柔軟に、「人ごと」でもOKくらいの気持ちでいないといけないかもしれないと。
ハチ――う~ん、それでも「他人ごと」表記にはこだわってしまう。
おーどりー――「人さま」の意味も、ある辞書では実に回りくどくて笑えるの(笑)。「自分(の家)とかかわりをもちたくない他人を、どこかでかかわりをもつものとして敬意を込めた称」と。わかりにくっ!
ハチ――他人を敬って言う語、くらいでいいのにね。でも、まあ「人」は「他人」を意味する言葉でもあるわけだからね。
おーどりー――そうね。言葉自体も生きているから、死んでいくものもあれば、新たに生まれてくるものもある。そして、進化していくものもあるからね。
ハチ――私たちも、フレキシブルに。そして進化しなければいけないのだ。
おーどりー――そうだ、そうだー(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
 
本日の言葉
人様
意味:他人の尊敬語(他人様とも書く)
(大辞林第4版)
 
日本人ならほぼ全員、親に「人さまに迷惑をかけないように」と言われて育ってきましたよね。これって、日本人特有なんでしょうかね?


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