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暗号資産IOSTを知っておこうと調べたこと

こんにちは。今回は暗号資産IOSTについて調べてみましたのでメモ代わりにここに書いておきます。

気になって調べてもあまり情報のないこの暗号資産IOST。
2020年9月8日、暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックで日本初上場となり取引が可能になりました。

IOSTとはInternet Of Services Tolkenの略で2018年1月に設立し、IOSTのメインネットは2019年2月にスタートしています。IOSTの代表者は中国出身のJimmy Zhong氏。

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中国出身のJimmy氏はアメリカ・ジョージア州の大学に在学している時から起業活動に取り組んでおり、IOST設立前にはStudyPoolと呼ばれる自身の企業を4000万ドルで売却しています。

在学時、ある教授からブロックチェーン技術の話を聞いて大きな興味を抱いたというJimmy氏は、既存のブロックチェーンプラットフォームの改善点を独自に考え始めたといいます。

イーサリアムの登場後に「ブロックチェーン技術のポテンシャルは暗号通貨だけには止まらないと確信した」というJimmy氏は、2017年に20名ほどのメンバーを元にIOSTを立ち上げます。
参考記事:https://crypto-times.jp/iost-ceo-interview/

IOSTが掲げるビジョンは、「クレジットカードが日常生活で広く使われるように、ブロックチェーンがあらゆるサービスの利用を可能にする。」ことで日本国内でも再生可能エネルギー電力の取引システムの実証実験や精密医療や患者ケアのためにブロックチェーン技術が活用できないかといった技術開発が行なわれ、2020年6月には、遺伝医療情報プラットフォームの研究を進める大阪のスタートアップ「プラクス」と共同で、健康管理記録などのヘルスケア領域でブロックチェーンを活用したサービスを開発するプロジェクトを進めているそうです。

IOSTがネットワークに採用しているのは、次世代のコンセンサスアルゴリズム「PoB(Proof of Believability)」というもので、ネットワークは、公平で高速処理能力を持ち、非中央集権性を維持している。

PoBとはIOSTブロックチェーンによって使用されるネットワークの非集権性を確保するアルゴリズムです。今までのブロックチェーンの主流であったPoW(Proof of Work)に比べて、ネットワークセキュリティを損なうことなく、高いトランザクション速度を実現します。さらにPoBではSERVIというネットワークへの貢献度をブロック生成権の一つの基準にしており、この貢献度が高ければ高いほど、ブロック生成権(さらに報酬の高い処理)を行える確率が高くなります。これにより今までのPoWで使われていたアルゴリズムの欠点であるコンピュータの性能がいいひとがブロック生成権を持ち続けて不正なブロック生成を行なってしまうという問題を改善している。
参考記事:なんとなくわかる「iost」

またプログラミング言語がJavaScriptであることから、多くの開発者が扱いやすく今後IOSTのスマートコントラクト活用が活発になるかもしれません。

スケーラビリティと分散性の両立は世界中の開発コミュニティの課題となっており、現段階ではどちらかを取捨選択しなければならない「トレードオフ」であると言われています。

しかし、Proof of Stake (PoS)派生型のコンセンサスメカニズムを導入することでスケーラビリティと分散性の両立を目指すプラットフォームも登場してきています。

その中でもっとも知名度の高いものはおそらくDelegated Proof of Stake (DPoS)を採用したEOSです。比べて、IOSTはこれに類似したProof of Believability (PoB)を採用しています。

ここで気になるのはズバリ「IOSTはEOSと比べてどこが優れているのか?」というところです。今回のインタビューでは、この質問をJimmy氏に直接投げかけてみました。


IOST , EOS , Ethereumの比較図

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「EOSは、低レイテンシーで約1000TPS(秒間トランザクション数)を達成しているプラットフォームです。EOSはコンセンサスの形成に必要なノードの数を21という低い数字に設定することでこれだけのスケーラビリティを得ています。」

と語ったJimmy氏は、この21ノードは実質いくつかの団体が寡占している状況になっており、結果として集権性が高くなっていることを批判しました。

「IOSTでは、PoBのノード選挙を通してだいたい100ノードほどが選出される予定です。また、私たちは”何百万TPS達成”などといった明らかなウソをつくつもりもありません。ですが、IOSTがイーサリアム(10TPS)よりはるかに高いTPSを達成することは確かです。」

IOSTはこのPoBコンセンサスに加え、さらにネットワークの処理速度を向上させるシャーディング技術も導入しています。

Jimmy氏は、「IOSTはイーサリアム、EOS、TRONと並んで世界有数のスケーラブルなブロックチェーンプラットフォームのひとつとなるだろう」と話しました。
参考記事:https://crypto-times.jp/iost-ceo-interview/

2020年11月5日時点の時価総額は(69億7345万円)¥6,973,454,391で時価総額ランキングは109位。
参考記事:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/iostoken/
ちなみに同時点でのビットコインはの時価総額は(27兆9683億円)¥27,968,397,905,822で時価総額ランキング1位。
IOSTは時価総額でみるとBTCの0.02%とまだまだな暗号資産です。
さすがにBTCと同じになるとは思いませんが伸び代はあるかなと思います。

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日本に上場した2020年9月8日から数日で爆上げした後は1IOST=0.6円あたりを上下したのち現在は0.46円。
じりじり下げています。今のところ日本上場時の底値を更新してしまい、さらに下堀りする可能性があるので今から買うのはリスクのような気もします。
情報がなさすぎて上がるかどうかなんとも言えませんが、例えば今10,000円分のIOSTを買っておいて、それが何年か後に1IOST=50円になったとすると、
50円÷0.46円=約108倍
10,000円×108倍=1,080,000円になります。
宝くじを買うよりかは確率が高いという投資家の方もいるので、宝くじ感覚でいける分だけ買うくらいがいいかもですね。
投資は自己責任でお願いします。

Twitterフォローのオススメ

IOST JAPANの公式Twitter、更新が少ないですが、公式な発表を日本語でしてくれるのでフォローして損はないかと思います。

https://twitter.com/iostoken_jp?s=21

IOST の英語版公式Twitter、ここを基幹に情報発信しているようです。Twitterに翻訳機能もあるのでこちらもマストフォローです。

https://twitter.com/iost_official?s=21

Jimmy Zhong氏Twitter、こちらは基本的にリツイートが多いので、必要だと思われた方はどうぞ。

https://twitter.com/jimmyzhong_iost?s=21



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