03.限界しりとりパーティー!_ボドゲプレイレポート
今回レポートするのは
QuizKnock(YouTube) × JELLY JELLY GAMES(Twitter)の
【限界しりとりパーティー!】
オススメポイントと
遊んでみた感想を載せていきたいと思います。
プレイ動画もぜひチェックしてください!
記事担当 (^ω^) なみ
01.ゲーム概要・動画
■人数:2~6人
■時間:10分
■年齢:8歳以上
ゲームデザイン:QuizKnock
レーベル:JELLY JELLY GAMES
発売元:株式会社ピチカートデザイン
02.特徴
■すぐに遊べる
日本で昔から親しまれて来た「しりとり」。
それさえ知っていればすぐにルールがわかる!
そして、すぐに誰とでも遊べちゃう!
全世代、何人で遊んでも楽しめます。
■時間制限と文字制限でドキドキ感が増加
説明書からスマホでアクセスして専用のタイマーアプリを使用可能。
是非使ってみてください!
ゲームルールの基本は「しりとり」なので分かりやすい。
けれど『時間制限』と『文字制限』という追加要素により難易度が格段に上がり面白さがUP。
また、勝敗がうやむやにされがちであった「しりとり」に『時間切れ』という明らかな終止符が打たれ“競う”というゲーム性が顕著に。
タイマーの存在も相まってドキドキ感(あっとわんの場合はドタバタ感)も増しました。
グラフィックデザインの視点からすると黄色と黒の警告色が焦燥感を煽って最高です。
■限界しりとりMobile
「ボドゲ買っても遊ぶ相手いないし」と呟くそこのあなた。
朗報です。
なんと、スマホアプリで一人でも「限界しりとり」が遊べます!
その名も「限界しりとりMobile」。
限界しりとりをもっと手軽に楽しみたい。
友達を驚かせるためにこっそり練習したい。
そんな皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。
03.オススメポイント
■「新感覚しりとり」
文字通り「限界」まで難易度が上がった、正に「新感覚しりとり」。
年齢層の高いある程度語彙量を備えた人でもより楽しめる「しりとり」になっています。
難易度の上げ方はシンプル。
なのに、難しい・奥深い・おもしろい!
目の付け所がさすがQuizKnockさんです。
■「すぐ楽しい」→「ドキドキ」+「悔しい!」→「もう一回!」
「しりとり」を知っていればすぐに楽しめる!
「ルールを覚える」というある意味でゲームプレイ上での手間が最小限に抑えられ、すぐに楽しい!を体感できるゲームとなっています。
すぐに始められるということは、お手軽である反面、ゲームプレイまでの助走が少ない=心の準備の時間が少ないということでもあります。
そしてそれはより強い焦燥感=「ドキドキ」につながります。「ドキドキ」しながら自分の持ち得る語彙を限界まで絞り出してカードの数字にあう言葉を選ぶ。
ドキドキして、焦って、言葉が出てこなくて。
もっと焦って、もっともっとドキドキして。
そして迫り来る時間制限という圧倒的勝敗のリミット!
これぞ
脳を限界に近付けて
アドレナリンを放出する
\\限界しりとり//
焦った末に
「あ〜〜〜それ!今なら思いつく〜〜」
そんな悔しい体験もミソですね。
「今なら思いつく!」
「そんな言葉もあったのか!」
「思いついた今なら勝てる気がする」
そうして、もう一度遊びたくなちゃうんです。
■世代・文化・環境の『違い』が楽しい
言葉はその人の生きる環境・文化・経験・受けた教育・思想などが反映する最たる出力要素です。
そして、その『違い』を理解するのは時に苦しさを伴います。時に自分の中になかった価値観を理解し学び、時に信じてきたものが崩壊するんです。
それが異文化交流…(´・ω・`)
しかし!このゲームは、全く違う文化に生きてきた人同士で遊んだ時「その言葉何?思いつかなかった!」という発見や驚きが生まれる。
『違い』が『楽しさ』になります!
「しりとり」は元来そんな素敵な部分を持ち合わせているゲームだと思います。
そんな特徴が『文字数制限』という『条件』によって、更に魅力的に引き出されている。同じ条件でも思いつく言葉が全く違うんです。
まさに異文化・多世代交流にうってつけのゲームではないでしょうか。
分野の違う知識人が集まると様々な知識が入り乱れてより楽しいかもしれませんし、中学生とシニア世代が入り混じって遊んだら文化・世代の違いが顕著に見られて発見やたくさんあるかもしれません。
逆に、同じ領域で仕事をしている人、同じ環境に身を置く人同士で対戦すると難易度が上がってまた楽しいかもしれません。
一緒にプレイする人によって難易度やゲームの濃度(このゲームで言えば主に「言葉の選択肢」でしょうか)が変化していくのも、このゲームのいいところに思えました。
■知識を増やしたくなる
「そんな言葉あるんだ、それって何?」
「これはね〜こういう意味〜(^ω^)」
聞かれた時に答えられたら快感ですね。わかります。競争意識から勉強のきっかけが生まれることもありますよね。Byなみさん
知識の泉に飛び込むきっかけのゲームとして優秀なツールではないでしょうか。
04.所感
おもしろかったです(^ω^)
そして、このゲームをプレイした人は「遭遇した長い単語の文字数を数えて覚えてしまう」現象が起こります。
お楽しみに。
冗談はさておき。
上記のオススメポイントの通りですが、幅広い世代とのコミュニケーションにこのゲームはかなりオススメです。
※場合によっては、カードを間引いたりタイマーを使わないで難易度を下げて遊ぶのもいいかもしれませんね。
言葉はその人自身を映すもの。特に、焦った時に出る言葉からはその人の本当の姿を見ることができるそうです(^ω^)ちんまり。
ところで、語彙量は『言葉の量』と『使う力』の掛け算なのだそうです。
その部分でいうと、このゲームは『言葉の量』を増やすゲームとして大変優秀だと思います。また『知識のきっかけ』としても素晴らしい能力を発揮するに違いないでしょう。
じゃあ、語彙の『使う力』ってなんだろう。
つまるところ、このゲームで楽しく遊んだその後に、
「〇〇ってなに?」
「どんな意味?」
「そんな言葉思いつかなかった、どこで聞いたの?」
「どこで覚えたの?」
「どういうとき使うの?」
そんな会話が生まれて『言葉』『単語』『知識』を自分のものとして『使えて』こそ『語彙』が増え、コミュニケーションが生まれ、人と楽しいを共有するといった交流の深まりを感じることができるのではないでしょうか。
『言葉』を自分のものにするってなんだろう。
その『言葉』『単語』『知識』について。
あなたはそれを感じた経験を語れますか?
自分事として理解していますか?
心で納得していますか?
自分の体験と照らし合わせてみた事はありますか?
自身の血肉として使いこなしていますか?
表層の意味だけでなく、
あなた自身の経験に基づいた『使い方』を説明できますか?
余談ですが、心理学者エーリッヒ・フロム曰く、
他人を知ることは、自分を知ること、人間を知ることだそうです。
つまり、他人の語彙=他人を知ることは、自分自身を知ることに繋がる。
なるほど。私も心に刻みます。
楽しいゲームをありがとうございます。深く勉強になりました。
また遊びます。みなさんも遊んでみてくださいね。
P.S. ら行=概念(^ω^){もんとる!
05.リンク
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