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名作ラジオCM_019

■日本専売公社/しあわせがいっぱい篇

6月8日(金) 今日は ちょっとめずらしいエピソードをご紹介しましょう
日露戦争の英雄 乃木将軍のエピソードです

この凱旋将軍をたたえる会合でのこと そこには内外のおえら方が沢山集まっていました そのうち 隣にいたイギリスの大使が 将軍にタバコをねだりました

すると乃木将軍「私のは味が淡白かもしれません お口に合いますかな」こういって たばこをさしだそうとすると 横合いから別な外交官が舶来の立派な葉巻をすすめました

ところが この大使は「わたしは乃木将軍のタバコが欲しいんです この飾りけのない将軍のタバコにあやかりたいのです」と言って 将軍から1本のタバコを貰い
いかにもうまそうに喫い終わったそうです

いかがです奥様 1本のタバコに通う あげる人と貰うひととの心のふれあい
なにかこうほのぼのとしたエピソード そんな気が致しませんか

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ACC 1962年 第2回 ラジオ部門 第1位

たばこをギフトとして贈っていた時代があったんですよね。
最後、「いかがです奥様」としたところに、贈り物を選んでいる奥様をターゲットにしたCMなのだと気づくことができました。

しかし、戦争時代のエピソードを、ほのぼのエピソードというトーンで表現できるのは時代性なのか、いまでも問題ないのか・・などもやっとするCMです。

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