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名作ラジオCM_088

■花王石鹸 / 薬用石鹸クリンガード
小さな探検家

SE:(下校の鐘、子供たちのざわめき)

子供たち:先生、さよーなら

M:BG〜

N:学校から家まで、子供たちはいろんなところに寄り道します

SE:(カエル)ゲロゲロ

子供たち:「何だこれ?」「カエルだ」「キャー!」「すごいなあ」「キャー、いやァ」

SE:(バシャバシャ)

子供たち:東京湾に出た怪獣だぞー

SE:(ミャーオ)

子供たち:「あっ、コレ山田んちのネコだぁ」「かわいいなァ」

SE:(カラン、コロン)

子供たち:「アハハっ」「パスパス」「ずるいぞ、手で持っちゃあ」「シュート!」

SE:(ワンワンワン)

子供たち:「犬にあたった!」「うわぁ」「逃げろーっ!」

N:子供たちは、いろんな物を見て、いろんな物にさわって学んでいきます

SE:(ドアを閉めて駆け込んでくる)

子供たち:ただいまーっ、ママ、何かない?

ママ:ちゃんと手を洗った?

N:小さな探検家に花王の薬用石鹸クリーンガード

SE:(水道)ジャーツ

N:いろいろなばい菌に、すぐれた効果を発揮します

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1984年ACC年鑑 ACC賞

 たまたま今日、仲畑貴志さんの「みんなに好かれようとしてみんなに嫌われる(勝つ広告のぜんぶ)」という本を読んでいて、【商品のライフサイクルと表現】という項目があって、要するにその商品が生まれたてなのか?生まれてしばらくして競合が現れたのか?などの状況によって表現が変わるという内容で、その例がたまたま石鹸でした。

正直、36年前の「石鹸」にまつわる状況はわからないですが、「石鹸」と「人」との関係はそこまで差異はないような気がします。

その点でいうとこのCMの「小さな探検家」というコピーは現代でも通づるのでは?と思ったけど、もしかすると今の小学生は歩きスマホで登下校している?

そんなわけないですよね〜。

もしこのCMをリバイバルしても同じ内容でいけるのではと思いました。


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