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名前の中に「木」がいくつあるか

柚木麻子先生の本が好きでよく読んでいるのだが、『私にふさわしいホテル』の中に、ペンネームに「木」がつくと売れるとか、「木」はたくさんあればあるほどよいというようなことが書いてあった。それを読んで以来、いつか小説を書くようなことがあればペンネームには「木」をたくさん入れようと考えていた。

そこで、「森木杏」である。
「木」が5個も入っている。柚木麻子先生の4個を上回る。これでどうだと言わんばかりのペンネームである。もっとも、「木」がつけばつくほどよいという話は柚木麻子先生の本以外では目にしたことはないので、先生オリジナルの説なのかもしれない。

さて、noteでぼちぼち文章を書き始めてみたものの、素晴らしいアイデアも特段湧いてこないし、全然スキの数も増えない。果たしてこの説に乗っかってしまってよかったのかとちらっと思わなくもない(そもそもペンネーム頼みというのも情けない話ではある)。
でもまあ画数も悪くないし字面も気に入っているので当面はこれで行こうかなとぼんやり考える。窓の外から久しぶりの青空の下、庭に植えたばかりの木々が揺れているのが見えた。

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