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Mリーグ2021レギュラーシーズン第17週

都内では、寒さが厳しく変異株が猛威を振るう厳しい状況にも関わらず、Mリーグ2021レギュラーシーズンは、今週も試合が中断・延期される事なく放映された。

1.今週のチームポイント

1.Pirates 406.2pts(+109.3pts →)
2.ABEMAS 180.9 pts(+4.9 pts ↑2)
3.EX風林火山 172.6 pts(-25.8pts →)
4.麻雀格闘倶楽部 121.3 pts(+91.6 pts ↑1)
5.サクラナイツ 109 pts(-121.4 pts ↓3)
6.フェニックス 36.9 pts(+76.6 pts ↑1)
7.赤坂ドリブンズ -116.3pts(-89.9 pts ↓1)
8.TEAM雷電 -930.6 pts(-45.3pts →)

2.今週のチーム状況

女流雀士牽引

今週は、女流雀士が好成績を残したチームが好調な成績を残していました。特にMVP個人スコアトップを走るPirates瑞原選手とそれを追う麻雀格闘俱楽部の伊達選手が輝いた週だったと思います。

「Pirates Piratesの女神瑞原」

今週の瑞原選手は、1月31日(月)第1試合内川・佐々木・白鳥・瑞原戦に出場し、満貫4回跳満1回の和了を決め、ガチ選手相手にトップを獲る。更にこの試合で、沢崎選手を捲って個人スコア暫定トップの踊りでました。更に、2月4日(金)第2試合では、KONAMIの伊達選手と壮絶なトップ争いを演じ、2着を死守した。

瑞原選手は、2022/02/04終了時点において、18試合(7-9-0-2)の平均順位1.83連対率88.89%ラス回避率88.89%と全ての評価軸において驚異の数字を残しており、今年のPiratesを大きく牽引している。また、ここ最近の瑞原選手は、比較的ガチ勢が多いガチ卓でも成績を残している点が、評価に値する。

小林選手は、2戦出場し、4着1着と微増の成績を収めた。特に2月4日の小林・鈴木・松ヶ瀬・佐々木戦のガチ卓でのトップはPiratesのエースらしい働きをした。

「ABMEAS 爆運王日向復活

日向選手といえば、恐ろしい程手牌が良い、自摸が良い、そして何かしらのドラを惹きつけるなどMリーグ界一の爆運王です。2/3(木)第1試合の試合の日向選手の各局の手牌や自摸を是非視て欲しい。本人が守備寄りに構えた局でさえ、牌が和了れ、和了れと言っています。日向選手が心身共に充実した状態の時は、手の付けられない猛者になっていた。

男性陣と言えば、白鳥・多井・松本選手が参戦し、3,2,4と少し低迷気味でしたが、大きな崩れは無くチームとしては、安定している。

「風林火山 巨砲松ヶ瀬

今週の風林火山は、松ヶ瀬選手が2試合に参戦し、1着2着とチームに非常に貢献している。自身の成績も2022/02/04終了時点において、276.2pts第4位とMVP戦線に名を馳せる。終盤戦においても、勝又選手と並び、松ヶ瀬選手の存在は、風林火山にとって非常に大きい存在です。勝又・瑠美選手はそれぞれ4着となり、チームとして微減となった週でした。

「KONAMI 伊達飛躍

伊達選手が2回出場し、2連続トップを獲り切った。11月末頃に暫定3冠を獲った頃の勢いとやる気がみなぎっている。程よい緊張感と非常に高い集中力を維持しており、とても充実している。

そして、伊達選手の対戦カードをみて欲しい。

2022/01/31 第2試合 小林-堀-伊達-多井
2022/02/04 第2試合 瑠美-伊達-瑞原-鈴木

31日は全員ガチ勢そして4日の試合は、全員好調者と伊達選手から視て決して楽にトップを獲れる対戦相手では無い。そのような厳しい試合で確りトップを獲り切っている。そして、伊達選手が強いと感じるのは、ゲームメイクを他家に一切頼っていない所にある。ガチ勢がオーラスでも果敢に攻めて、最後の親番を自ら和了切る事でキチンと終えている。

余計な事を一言。伊達選手は、強いですよ。今後も更に真剣勝負の経験を経て成長していく選手です。滝沢選手が現場復帰するまでの凡そ2週間、伊達選手は、気負わずMVP争いを継続し、KONAMIを牽引したい。

佐々木選手も2回戦出場したが、2,4着と成績が落ち着かない。自団体の最高峰のタイトル鳳凰戦において、防衛戦の真っ只中なので落ち着かないのでしょう。2月6日(日)の最終対局を防衛して、Mリーグでも魔王復活を期待したい。

「サクラナイツ 失速

今週のサクラナイツは、内川・堀・沢崎・堀選手が出場し、4,3,2,3とサクラナイツの選手にしては不出来な成績だった。強豪サクラナイツの選手でも対戦相手が充実してきているので、心身共に調子を上げていきたい。

「フェニックス 魚谷・茅森の踏ん張り

今週のフェニックスは、魚谷選手が2月1日に気合いの連闘をし、4,1着と27.3pts増やした。そして東城選手が3着と踏ん張り、最後に茅森選手が1着で締め、80pts近くチームポイントを伸ばし、セミファイナルボーダーラインから必死に逃げようとする姿勢が感じられた。

女流選手が多く参戦しているMリーグですが、魚谷・茅森選手は、Mリーグ発足時から参戦している女流選手です。他の女流選手より最低1年以上パイセンであり、今週はパイセンの意地をみせた週だった。セガサミーフェニックスは、今週のように魚谷・茅森選手がパイセンの意地をみせている時は、セミファイナルを突破する確率は高まります。

「赤坂ドリブンズ 踏ん張り所

今週の赤坂ドリブンズは、村上・園田・鈴木・鈴木選手が参戦し、全員3着と低迷した。雷電を除く他チームがボーダーに巻き込まれないようにしているので、力のある赤坂ドリブンズでも6位との差が200pts以上離されては厳しくなる。来週の試合は、6位のチームと150pts差以内に戻したい。

「雷電 何でもやってみる

今週は、本田選手が2回出場し、2着2着と堅調を維持する。瀬戸熊選手は、3着4着と調子がでない。

今週の試合を視聴して感じたのは、自分の雀風に固執している選手程、負け組になっている。逆に好調な選手は、鳴き・ダマ・リーチ・守備を柔軟に使いこなし、1000点でも疎かにせずに参加できるときは1000点でも全力で和了、相手の親をサッサと流し、親番でタコ粘りという事がきっちりできている選手です。

また、周囲の選手が好調な状況になっている中、打たされるリーチは非常に危ないです。リーチを掛けるときは納得の読み・納得の打点・納得の好形以外は「」で相手に受けている方が今の雷電には、あっていると思われる。

雷電は、残り20試合、4選手のそれぞの華を魅せる試合を最低1試合残していきたい。

・・・

今週のMリーグは、セミファイナルのボーダー争いを巡る争いが激化した一週間でした。残試合が20試合となり、来週・再来週の合計8試合でターゲット(7位足切りチーム)が他6チームからロックオンされます。

今の状況を考えると各チームは最低200ptsより上のポイントは確保しておきたい。

3.今週のMVP

Pirates 瑞原明奈選手

圧倒的連対率。好形を確りと意識したリーチが多い上に場況を確り捉えているから、リーチ成功率も高く和了率も高い、そして守備も確りしているから放銃率も低い。

そして、瑞原選手がプロとして立派だと感じるのが、心身共に健康・健全さを開幕日から本日に至るまで維持している所だ。終盤戦でスタミナ切れが心配されたが、今週の動きを鑑みると瑞原選手は、レギュラーシーズン最終日までMVP争いを演じる選手の1人となる事は間違い無いだろう。

KONAMI麻雀格闘倶楽部 伊達朱里紗選手

今週の動きを鑑みるとレギュラーシーズン最後まで今期のKONAMIのポイントゲッターとして走りきりMVP戦線に残り続けるだろう。そして、伊達選手の素晴らしい所は、この積み重ねたポイントの多くは、ガチ勢が2~3名いる試合を多く含んでいる所に、実力を伴った結果を残していると言える。

レギュラーシーズン10試合を切ったハイプレッシャーの試合は、毎年恒例のガチ勢による最終順位確定争いをしている。そんな修羅卓に瑞原・伊達は参戦しているかもしれない。

4.今週のこの一手

KONAMI麻雀格闘倶楽部 伊達朱里紗選手 必死の鳴きまさかの一萬

2022年2月4日第2試合 南場2本場伊達選手の親番。果敢に無きを仕掛けて周囲から南・赤・筒子のホンイツを強く意識させられており、百戦錬磨の鈴木選手が守備気味に切った1萬を捕らえた。

伊達選手は、この日の試合は公言していないが、チームのために2度目の10万点以上を叩く気持ちが卓に表れていた。伊達選手の強いのは、親番を死守する大切さも相手の親番をサッサと流す意味も確りと理解しており、その行動を他家3名に委ねず自分で攻めてやり切る力強さがあります。

僅か2900点の和了ではない、これは野球に例えるならば、ファーボールでもデッドボールでもバント走塁、シングルヒット等何でもいいから兎に角、親番を連荘して、満貫以上のホームランが狙える本手が来るまで意地でも繋ぐという意思の表れです。

5.その他

Mリーグの試合をコメントで盛り上げるコメランズ。場に適したポジティブな感嘆等は、場を盛り上げているサポーターと感じるのだが、極一部うけ狙い、もしくは素養が無くて過激な発言をしているサポーターは、コメントの「ブロック」機能を10~20回程度行うと、一掃されて比較的まともなコメントになる。

「ブロック」は、過激なコメントをクリックすれば、「通報」「ブロック」の選択が表示されるので「ブロック」を選択する。

Mリーグ視聴者の内、各視聴者からブロックされている視聴者は、上位20名程度は、Ameba視聴厳禁プレイヤーとしても良いような気がします。雀荘でいう出禁。恐らくブロックリスト上位者は、桁違いのブロック数だと思われる。

最後に、選手やMリーグに関わる関係者もそうですが、視聴する側のファン及び本noteをお読みい頂いた読者の方々には、大変寒い日々が続きますが、油断せずに健康に留意して、健康健全な状態でMリーグ視聴を一緒に楽しみましょう。

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