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人のために動く働き方のすすめ

みなさんこんにちは。いまむーです。

先日、社員同士で会話している中で、とある自身の強みの重要性に気づきました。

それは
「人のためになることを頑張ることができる」
という点です。

比較的ありふれた強みですし、やや抽象度の高い表現なので、
自身でもあまり重要視してきませんでしたが、この強みがもたらす外的な効果は非常に重要だと私は考えています。

今回は人のために動くことで得られる、非常に重要な効果とそのメカニズムについて紹介したいと思います。

周囲のために頑張るとは

まずは、私が社会人1年目だったころの実体験を交えて
「周囲のために頑張る」とは具体的にどんなことをしていたかを簡単にお話ししたいと思います。

WindowsとMacの違いすら分からなかいままIT業界に飛び込んだ私は
技術研修のスピードについていけず、割と早い段階で挫折しかけていました。

そんなこんなで
中途半端な知識と、焦りと不安が入り混じった感情を引っ提げた新人のいまむーは研修を終え、現場配属を迎えました。

配属されたのは様々な会社が関わっている大きなプロジェクトで
配属当初は繁忙期の真っただ中。

プロジェクトのチームリーダを務めていた当時の上司は一層忙しく、手取り足取り仕事を教えてもらう時間は当然ありませんでした。

忙しそうな上司や先輩が日々やっている作業の内容を把握して、これなら私でもできるかもしれないのでやりましょうか?と提案してみたり、
定時後も残って作業をしている他社のプロジェクトメンバーの席まで行って、手伝える作業がないか聞きに行って単純作業を巻き取ったり、

このように、能力や才能がなくても出来ることを必死に探しているような立ち回りを配属後の数か月は続けていました。

入社して5年目となった最近を振り返ってみても、
他チームでも他社でも困っている人がいれば、「ちょっと聞こえちゃったんですけど…」と話しかけて、必要に応じて解決できそうな人へ繋げたり
プロジェクト上層部への報告書作成や報告業務に対しても、忙しそうなプロジェクトリーダーの代わりに巻き取ったり、

黙っていればやらずに済むし、自分にとって直接的な利益もない、
知識や技術がさほど求められないおせっかいを積極的にやっていました。

周囲からサポートが得られるようになる

「人のためになることを頑張る」ことで得られる効果は大きく2つあると考えています。
そのうちのひとつ目が周囲からのサポートが得られるようになることです。

私が苦手だったプログラミングについて「教えてあげられるけど時間とれる?」と言ってもらえたり、
設計書作成の進め方がわからず困っていると、プロジェクトにいる他チームや他社のメンバーがそのチームの進め方を教えにきてくれたり、
同じプロジェクトメンバから自身が作成した資料を勝手にのぞかれて、アドバイスをくれたりなんてこともありました。笑

そんなこんなで、
気付くと、自身が困っている時には周囲からサポートが得られるようになっていました。

私は社交的なわけでもないし、なんなら人との雑談はかなり不得意です。
知識や技術も人一倍ないですし、やる気も人並みだと思っています。
それなのになぜ周りはこんなにサポートしてくれるのだろう?

当時はそんなことを思っていましたが、
能力(スキル・知識)に優れた人を応援するわけではなく、
感謝や思いやりなど、もっと精神的な要因によって、人は人を応援することが多いのかもしれません。

職場でフォロワーが増えることで、自身の力だけは達成が難しかったことも比較的簡単に達成できるようになったり、成功体験が積み重なっていきます。
こうした成功体験は自信にもつながるので、次の挑戦に対してもフットワークが軽くなります。

働きやすい環境が出来る

ふたつ目は抽象的な表現ですが、自身をサポートしてくれる人が増えることで、その組織の中で「働きやすい空気」のようなものが出来ます。
別の表現で表すなら、「組織になじむ」だったり、「ホーム感」が出来てきます。

それはなぜか。
例えば、尊敬する上司が信頼しているメンバーは、自身が直接話したことが無くてもなんとなく信頼出来たり、
別の例を挙げると、聞いたことのある商品は安心して買えるけど、聞いたことのない商品は少し不安になるような感覚はわかるでしょうか。

何が言いたいかというと、他者から評価されているものってなんとなく信頼しやすいですよね。
同じ原理で、周囲からサポートされている人、フォロワーがついている人は第三者からも応援されやすい空気感みたいなものが出来ます。

この空気感って挑戦・成長にどん欲な若手にとって非常に大事で、
まったく話したことはない人でも、自身について前向きにとらえてくれている状態が組織で広がっていくと、
第三者が協力者につきやすくなったり、自身の意見に耳を傾けてくれる人が増えたり、チャンスがもらえる機会が増えたりと、組織の中で活動しやすくなります。

組織になじむ方法は他にもたくさんあると思いますが、
私が組織になじめるようになった要因の一つが「人のためになること」を積極的に行ってきたおかげだと思っています。

とはいえ、こういった「ホーム感」に慣れすぎたり、依存して怠けてしまうと、「仕事できないのに偉そうなベテラン」になりかねないので、
環境を活かして、挑戦・成長を続けていくことが大事です。

以上、人のためになることに力を入れることで起こる
・周囲からのサポートが得られるようになる
働きやすい環境が出来る
という、二つの効果に焦点を当てて紹介しました。

是非、特に新人や若手の方は、
自分にできる範囲で周囲のためになることを積極的に実行していくことで
成長しやすい環境づくりに役立ててもらえればと思います。

以上です。ご一読ありがとうございました。

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