見出し画像

Study29.人参ご飯をあま〜く炊く方法。

引き続き人参研究が進んでいますが、今日は食べた時に思わず「むふふ」となってしまう人参ご飯の炊き方をご紹介します。

IMG_2396のコピー

人参のサイズはこのくらい。存在感があり、見た目にも良いサイズを選びました。試した方法は「そのまま炊く」「炒めて炊く」「煮てからたく」の3種類です。結果からお伝えすると、「炒めて炊く」が驚くほど甘く美味しく色鮮やかに仕上がりました。その実験過程をご紹介していきます。

スクリーンショット 2020-03-23 18.27.11

炊く前の様子で、左から「そのまま」「炒める」「煮る」の順に並んでいます。「そのまま」が一番色鮮やかなことが分かります。写真では分かりにくいですが、煮汁は「炒める」「煮る」の工程を挟んだ物は薄オレンジに色づいています。

IMG_2419のコピー

「炒める」方法では、フライパンに大さじ1の油を広げ人参がしんなりして表面が少し茶色に色づく程度にしっかりと炒めています。

スクリーンショット 2020-03-23 18.29.41

炊き上がった直後の様子です。こうして比較してみると、色の仕上がりが大きく違うことが分かります。ニンジン自体が一番鮮やかな色をしているのは「そのまま」炊いたもの。「煮る」は少し色鮮やかさが落ち、「炒める」はくすんで黄色味がかっています。

スクリーンショット 2020-03-23 18.32.50

炊き上がったご飯を混ぜた後の様子です。ご飯の色が全く違うことが分かります。(※ご飯の色合いを肉眼で見た色に近づけるため、彩度を加工しています。)一番色づいているのは「炒める」です。写真だと伝わりにくのですが、すごく鮮やかでキレイなオレンジ色に染まっています。「煮る」はほんの少し色づいた程度、「そのまま」はご飯は真っ白のままでした。

この結果から、ニンジン自体の「オレンジ色」が抜けるほどごはんがオレンジ色になっていることが分かります。考えてみれば当たり前なことかもしれませんが、目に見えて分かる結果に驚きました。

IMG_2438のコピー

炒めて塩をひとつまみ、がおすすめ。

肝心の「味」ですが、一番甘くておいしいと感じたのは「炒める」方法でした。オレンジ色のごはんがとっても甘く、口に運ぶたび「むふふ*」となってしまいます。炒めているのでニンジンも水っぽくありません。すごく甘みがあるので、ひとつまみの塩を入れてたくと甘みが引き締まってより美味しくなりそうです。

とても簡単で、炊き上がりに嬉しくなるので、ぜひおうちでも試してみてください。

ニンジンに関する下記実験も、合わせてご覧ください。
→Study24.「人参は芯が細い方が味が濃い」は本当か。皮・肉・芯どこがおいしいのか。
→Study25.人参をおいしいポタージュにするには、炒めてから煮るか、煮るだけか。
→Study26.人参をおいしいポタージュにするに、何の野菜と組み合わせるか。
→Study27.キャロットラペを美味しくする切り方。

最後までお読みいただきありがとうございます。頂いたサポートは「野菜のおいしい食べ方がもっと世の中に溢れるため」の活動や勉強のために使わせていただきますね。