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Study37.アスパラは太いのと細いの、どっちが美味しいのか(2)

前回、「アスパラガスは太いのと細いの、どっちが美味しいのか」という比較実験を行ったのですが、更に細いアスパラを農家さんから買わせて頂いたので味比較を行ってみました。すると、「こんなに違うの?」と思うほど味と色に違いが出たので張り切ってご紹介します。
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野菜の美味しさを日々研究している「野菜Labo」特製のポタージュを販売しております。
アスパラガスポタージュは甘味と、爽やかな風味が感じられるポタージュ。
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今回のアスパラガスは、極細(直径4㎜)太い(直径18㎜)の2種類で、直径に4.5倍の差があります。

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直径の計り方は、手で自然とポキッと折った箇所です。※アスパラの折り方はこちらの記事でご紹介しています。→(Study35.アスパラの部位ごとの甘さと食感の違い

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それぞれ2%の塩水で1分30秒茹で、水に浸して粗熱をとります。上写真は茹で上がりの様子です。相変わらず美しい色に茹で上がります。このアスパラに同量の豆乳を加えて攪拌します。

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左が「極細」右が「太い」アスパラです。はっきりと分かるほど色に違いが出ました。

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「とろみ」は、「極細」はモタッとしていて、「太い」アスパラはトロッとしており「極細」と比較するとかなりサラサラとしています。

味については、「極細」はかなりアスパラの味が濃く、全く水っぽさを感じません。「太い」アスパラは、 すごく水っぽいというわけではありませんが、「極細」と比べてしまうとどうしても味が薄く感じます。

「極細」は本数が多い分、アスパラの皮(=表面積)が多いので"アスパラらしさ"を感じる成分が多く含まれているのかと思います。本数が大きということは繊維も多いということなので、攪拌した際「とろみ」が強くなっています。

ポタージュの風味を強くするには「極細」がいい

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アスパラガスは「太い」方が消費者に好まれチヤホヤされる傾向があるように思っていましたが、ポタージュにするにはむしろ「極細」の方が、良い個性を発揮してくれることが分かりました。「アスパラらしさ」「とろみ」「美味しそうな濃い色」を出してくれます。とても嬉しい発見です。

前にも紹介した通り、太いアスパラには絶対的な食感の美味しさがあります。紹介している記事→(Study36.アスパラは太いのと細いの、どっちが美味しいのか) 細いアスパラの生かし方に、「和え物」に加えて更に「ポタージュ」という選択肢もぜひ加えてみてください。アスパラの爽やかな風味に嬉しくなってしまうはずです。

ポタージュ実験はまだまだ続きます。これからも、お楽しみに。

アスパラガスに関する下記実験も、合わせてご覧ください。
Study35.アスパラの部位ごとの甘さと食感の違い
Study36.アスパラは太いのと細いの、どっちが美味しいのか

野菜の美味しさを日々研究している「野菜Labo」特製のポタージュを販売しております。
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