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業務の効率化のために捨てるべき3つのもの【5分間自己研鑽】

「自分の業務を効率化して、自由な時間を作りたい」
あなたもそのように思っていませんか?

適切な方法さえ理解していれば、
誰でも業務の効率化を図ることは可能です。

今回は、業務効率化のために捨てるべき3つのものについて説明します。


今回の参考書籍は、「捨てる。手を抜く。考えない。月460時間労働から抜け出した私の方法(須田仁之 著)」です。                           参考書籍にご興味のある方は、下記リンクをご利用ください!

1つ目の捨てるべきものは、思考にあてる時間です。


考えるな!手を動かせ!


問題の解決方法について思考を巡らすと、
それだけで仕事をしたつもりになってしまいます。

自分の頭の中で考えるだけでは答えがでることはないでしょう。

解決方法が分からないから問題なのであって、
分からないことをいくら考えても答えが出るはずがないのです。

もし答えが出たのであれば、それはもともと問題ではなかったのです。
すぐに行動できたものをわざわざ立ち止まっていただけに過ぎません。


考え込んでいる暇があったら、まずは手を動かしましょう。

手の動かし方が分からない場合は、
誰かに教えを請うか、グーグルで検索しましょう。

様々な連絡手段が発達した現代では、
先人に教えを請うことはかなり簡単になりました。

また、ウェブ上には膨大な量の情報が溢れており、
それらを活用すればほとんどの問題を解決することができます。


注意しなければならないのは、
ウェブ上の情報は玉石混交であるということです。

その情報を活用するためには、
ある程度の情報リテラシーを身につけていることが必要です。

情報リテラシーを身につける一番の近道は、
とにかく情報を浴び続けることです。

色々な情報に触れ、それが真実かどうかを検証していく。
その作業が情報リテラシーを向上させます。

基本は、公的機関などが発行している一次情報を参照することです。
引用された研究結果などであれば、元データも確認しましょう。

なぜ確認が必要かというと、
研究データが誤用や拡大解釈されていることも少なくないからです。


よく誤用されているものに「エビングハウスの忘却曲線」があります。

エビングハウスの忘却曲線とは、人は記憶した内容について
1時間後に55.8%、1日後には66.3%を忘れてしまうというものです。

さも有名な研究結果のように記載されていることが多々ありますが、
これの表現は誤りと言わざるを得ません。

本来の内容は次のとおりです。

記憶した内容を1時間後に再度記憶する場合に必要な時間は、
もとの記憶時間の55.8%となり、44.2%の節約率となる。
1日後の場合は66.3%となり、33.7%の節約率となる。

つまり、エビングハウスの忘却曲線は記憶内容を忘れた量ではなく、
再記憶にかかる時間を表した図表なのです。

このように、研究結果が誤って記載されていることもあるので、
ウェブ上の情報を活用する際は注意しておきましょう。


初めのうちは、間違った情報を選択してしまうこともあるでしょう。
でも、その失敗が情報リテラシーを向上させていくのです。

とにかく手を動かし、失敗を重ねていきましょう!


※【5分間自己研鑽】の過去記事は下記からご覧いただけます。

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