
「マーケター」に必要な3つのことは?思い切って人生を大きく動かす働き方
こんにちは! アツラエnote編集部、UXプランニングチームの山下です。
【アツラエではたらく人】マガジンでは、アツラエで働くってどんな感じなのか、どんな人が働いているのか、ご紹介していきます。
アツラエはシステム開発だけではなく、デザイン・コンセプト・ブランディング・企画を強みとしており、アツラエではたらく人もまた、こだわりを持って働いている人が多くいます。そんな一人ひとりのこだわりを覗いてみませんか?
今回は、アツラエのマーケティングを担当する平井さんをご紹介します。
平井優(ひらい ゆう)
東京都出身。大学を卒業後、事業会社3社にて(自動車業界、飲食業界、建設業界)広告宣伝、経営企画部などにてマーケティングに関わるポジションに従事し、その後独立。主に、クライアント企業の新規事業プロジェクトの支援や、スタートアップ企業などの立ち上げフェーズを中心にマーケティング施策の検討から、制作までをサポート。その後2024年9月よりアツラエに入社。現在は、サービスディベロップメント事業部とクリエイティブコンサルティング事業部のマーケティングを担当。
思い切って人生を大きく動かす

──どのような経緯で今のキャリアに至ったのでしょうか?
大学を卒業してから、自動車流通を営む企業に就職し、営業企画や広告宣伝の部署にて働きました。主にクリエイティブやコミュニケーション制作の業務に携わり、紙広告からマス広告まで、広告クリエイティブに関わるディレクションを一通り学ばせていただきました。その後、語学の勉強と、語学を使って新しい分野を勉強する経験を積みたく、オーストラリアに留学し、アルバイトで生計を立てながら、現地の専門学校にて、WEBの制作とプロジェクトマネジメントを学び帰国しました。
──全く違うことを海外で学ぶって面白いですね。いくつくらいの時でしたか?
28歳の時でした。
帰国してから、飲食やイベント施設関係の企業で、新店舗の立ち上げや、法人営業チームの立ち上げを経験したのち、建設系の企業に転職し、経営企画部で、主にマーケティング専任担当として、集客戦略の企画、ブランディング、クリエイティブディレクション、WEBの制作や、WEB広告、展示会責任者まで、マーケティングコミュニケーションに関わる業務を、上流から下流まで一通り経験させていただきました。
その後、独立し、コンサルタントとして、今まで経験したものを、エンドクライアントに提供する側にまわりました。
主なクライアントとして、社内起業プロジェクトを行なっている企業へプロジェクトメンバーの一員として、伴走支援することや、スタートアップ企業やマーケティング部門の無い中小企業などの事業立ち上げフェーズを中心に施策の検討から、WEBやクリエイティブ制作、広告の運用など、受託しながらサポートする事業を3年半ほど行いました。
──独立して順風満帆だったと思うのですが、またなぜ組織に戻ろうと思ったのでしょうか?
自分で事業を続けていて、支援者側でなく、やはり自身がプロジェクトの当事者になりたいという思いや、チームや組織で仲間と働くことの楽しさを再認識したためです。
今まで1番やりたかった、IT業界かつ、自社プロダクトを持つ企業でマーケティングを推進していきたいという思いを持っていた中、アツラエに出会い、2024年9月末から入社いたしました。
価値を高める戦略と仕組みづくり

──どうしてマーケターになろうと思ったのでしょうか?
マーケターになろうと思ったきっかけは意外にも昔で、大学生時代に遡ります。
当時ストリートカルチャーにどっぷりハマり、音楽イベントの企画をライフワークにしていました。DJやミュージシャンを集めたイベントや、ストリートダンスの舞台公演を企画したり、ブレイクダンスの大会を企画し、開催してきました。
最初は演者として、自分が出演する場所を作りたかったものが、だんだん、「イベントにどれだけ人を集められるのか」、「どうすれば出演する人と、来場する人双方にメリットがあるか?」など、価値を高める戦略を考える方が楽しくなってきて、出演者のキャスティング、WEBサイトや紙媒体などの宣伝ツールの制作、ノベルティの制作など裏方の発想に変わってきたんですね。
色々な人と関わりながら行なっているうちに、「こういったことができる仕事ってなんだろう?」と考えたことがマーケターになろうと考えたきっかけです。
──事業においてマーケティングが必要な理由はなんだと思いますか?
マーケティングの定義は人によって考えは違いますが、私の考えるマーケティングとは、まず提供するプロダクトやサービスの価値、つまり「バリュー」を明確に定義することから始めます。
その上で、顧客が何を求め、どんな課題を抱えているのかを深く理解し、その解決策を最適な方法で提示することがマーケティングの本質だと思います。
どれだけ優れた商品やサービスを持っていても、その価値が適切に伝わらなければ事業はうまくいきません。
マーケティングは、その価値を適切なタイミング、適切な方法で、適切なユーザーに届け、信頼を構築するための仕組みづくりです。
また、顧客の声を収集し、事業にフィードバックすることで、プロダクトやサービス自体を進化させる役割も担っています。
マーケティングで得たお客様からの反応は事業の方向性を示すための道標でもあり、顧客との関係を深めるための橋渡しです。だからこそ、どのような事業においても欠かせない要素だと考えます。
私の考えるマーケターに必要なことは、
・分野や範囲に囚われない柔軟性を持って情報収集や学習すること
・俯瞰的な視点でできるだけ広い選択肢から最適なものをしっかりと理由をつけて、取捨選択すること
・施策をまずは実行し、結果から得られたことを改善すること
この3つだと考えます。
近年、デジタルやITの発展により、マーケティング担当者が対応すべき領域は、ますます広がっています。
組織でもマーケティングの役割は細分化され、デジタルマーケティング部門や、広報、営業企画、クリエイティブ的な部門など、多岐にわたるポジションが存在します。このように、膨大な選択肢や対応範囲が求められるため、マーケターには進化が求められます。
そのため、マーケターは、自分の専門領域にとどまらず、新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢を持つことが重要だと考えます。
また、施策を実行するにせよ、学習をするにせよ、自分一人ですべてを完結しようとするのではなく、不足している部分を補完するための協力体制を構築し、チームや外部のネットワークと連携していくことも重要だと考えます。
膨大な施策の中から、全体を俯瞰して状況を判断し、基準を設け、理由をしっかりとつけて適切な意思決定を行う力も必要です。
このような柔軟性、協働の姿勢、そして俯瞰的な視野を持つことが、マーケターが目指す方向性ではないでしょうか。
アツラエのよさ、いい空気感を体現したい
──これから仕事を通して実現したいことはありますか?
大きな夢やビジョンを語る前に、まずはアツラエで必要とされる存在になり、信頼を積み重ねていくことに注力したいと考えています。
今回、マーケティング専任担当として初めて採用いただき、期待を寄せられていると感じています。
その期待に応えるためにも、まずは目の前にあるプロセスを一つひとつ丁寧にクリアしながら、アツラエにおけるマーケティングの「型」を作り上げたいと思っています。マーケティング文化が、いい意味でまだ色がついていない状態だからこそ挑戦できることだと思います。
また、アツラエへの入社を決めた理由の一つが、言葉では表しにくいですが「働く人の人柄や雰囲気」に惹かれたことでした。
私もこれから一人のアツラエのメンバーとして、働きやすい組織作りに協力していきたいです。
リモートワーク中心のワークスタイルの会社ですが、なるべく出社し、部署、年齢性別関係なく、コミュニケーションを積極的にとりながらいい雰囲気を一緒に作りたいと思ってます。
──普段インプットなどは、どうされていますか? 面白かった本や映画があれば知りたいです。
インプットには、オンライン学習サイト「UDEMY」を活用したり、kindleを活用したりしています。

また、自分の欲しい知見を持った人とマッチングできるメンタリングサービスを利用してメンターと契約し、定期的に学んだことの意見交換や、自分の頭にあることを壁打ちをしてもらいながら、整理し、モチベーションコントロールをしています。
逆に、自分がメンターとして、同業者の壁打ち相手になることなどをしながら、相手の経験を疑似体験することで、インプットを得ることも最近の取り組みとして行っています。
最近ゴルフを始めました。周りにゴルフをやる仲間があまりいないので、アツラエや関連会社のJMASにはゴルフをやっている人が多いと聞いたので、楽しみにしているところです。
以上、マーケティングを担当している平井さんについてご紹介してきました。
広い領域だからこそ、幅広い経験ができるのがマーケターの魅力だなと感じました。これまでの生き方や働き方、インプットの仕方は人それぞれ。この多様性もアツラエの魅力だと感じています。