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フィリピンレポート

先週からフィリピンにいます。

簡単にフィリピンでの活動をレポートします。

◆まずは概要
僕のいる団体のミッションはオーガニック農業の推進をする事でフィリピンの農業を持続可能で安心安全なものにするというもの。
具体的に僕がいる団体がやっていることはオーガニック農家の販売支援。
スペイン統治の時代からフィリピンではプランテーション農業が主流となっている。
その歴史的な流れから、農家は現在も搾取され続けていて貧困に苦しんでいるとのこと。
団体は農家が力を持てるように、販売網の提供とオーガニック農業の推進をしています。

※ちなみに日本とフィリピンのバナナ取引で有名な住友商事(sumifru)も現地農家からの搾取、非人道的経営をしていてかなり問題になっているとのこと。
農薬の空中散布、細かい説明のない低賃金での長期雇用契約、高利息での借金貸与など、、
バナナが安いのには残酷な真実があるということらしい。。。かなりショックな話。

◆業務に関連する社会的な状況、障壁
・交通インフラが劣悪
常にゴールデンウィークのラッシュ並みの渋滞
→配送コストが高い。販売価格の40%くらいは物流コスト。
また配送中の製品劣化が懸念される。

・電気代が高い
具体的な金額はわからないですが、給料に比してかなり高いようです。
→ 冷蔵庫などでの保管がそれなりにハードルが高く、保管場所も冷蔵でないことがしばしば。

・野菜を食べる習慣ない
野菜は飾り付けという位置付けで、肉を食べるのがクールという文化。
アメリカやスペインの文化の影響が大きそう。
朝飯にパンとご飯と肉など朝から炭水化物まみれ。

・財閥の存在
フィリピンでは財閥の存在が大きく、宗教や政治と密接に関わっていて非常に力が大きい。
そのため労働者階級は搾取され、貧富の格差の拡大に繋がっている。

◆私の役割
団体の提供するオーガニックフードの販売をすること。
フィリピンには多くの日本人がいるので特に日本人コミュニティへの販売網確率が僕のミッション。
農家が貧困から脱出するには売り手としての力を身につける必要があるから非常に重要な活動だと感じている。

また報告します。

#農業 #フィリピン #オーガニック #有機 #ボランティア