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ラジオ式「フード探索」のススメ

みなさん、ラジオって聴きますか?
気軽に外出できない&朝からずっと慌ただしい0歳児育児中の私にとって、耳だけで情報をインプットできるラジオは相棒的存在。
ラジオでもやはり食はシェアしやすいコミュニケーションツールなのか、最近では食に関する情報が充実しているラジオ番組も珍しくなく、ラジオをきっかけに「この本読んでみたい!」とか「週末にここ行きたいな!」と消費の背中を押されることもしばしば。

今回は、グルメ大好き!食通だ!という皆さんに、ぜひテレビでもなく、ネットでもない。ラジオを通じて味わう「フード探索」をリコメンドさせてください。


1.料理研究家が連日出演する、クリス智子の「GOOD NEIGHBORS」。

月曜- 木曜 13:00-16:30のJ-WAVEといえばこちら「「GOOD NEIGHBORS」。海外の小説を読んでいるような、爽やかな気持ちになる番組です。ずーっと聴いていられるクリス智子さんの透明感のある声が魅力的で、毎回「ご近所さん」なゲストが登場して、日々の暮らしに新しい発見を与えてくれます。

時間帯的に女性リスナーが多いからなのか、この番組では人気料理家さんがこれほどか!というほど出演してくれます。
今日は、ウー・ウェンさんだったし、先月は栗原はるみさん、過去には土井善晴さんや「チオ弁」で有名な山本千織さん、カレー番長の水野仁輔さんも登場、Dancyuの編集長も出演。毎週、ここぞとばかりにおいしいエピソードをシェアしてくれます。

テレビの料理番組や彼女たちのSNSからは見えてこない、ニュアンスのある会話や、ちょっとした個性のある言葉選びが新鮮だったり、栗原はるみさんは番組のためにケーキを焼いてきたというエピソードから、その人となりを想像することもできます。

ラジオ越しに同じ時間を共有できている喜びからなのか、彼女たちの料理を堪能しているような気持ちになりますよ。

2.食通の四天王。小山薫堂さんのブリアサヴァランの食卓

なんとも覚えにくい番組…なんですが、日本屈指の放送作家である食通の小山薫堂さんのTOKYO FMラジオは聞き応え1200%!
小山さんが気になるお店の店主など、料理に関連する方をゲストにお迎えしてトークセッションする30分です。
食が中心の番組なので、番組中に試食することも少なくなく、研ぎ澄まされた刀のような食レポは勉強になります。口に運んだ時の音をじーっくり聴いていると、それだけで胃袋が満たされた気持ちに。
「小山さん、ラジオを好き勝手に私物化しているなぁーいいなぁ」という気持ちになるはずです。笑


3.ラジオでクッキング!?
横山エリカの「FRUIT MARKET」

私が勝手に「次世代のクリス智子」と注目している横山エリカさんがナビゲートする「FRUIT MARKET」は、一週間の情報をまとめて教えてくれる、濃厚な2時間番組。

最近はお休み?中なのですが、この番組では毎月旬食材を使った手軽な料理を紹介してくれます。
耳だけで料理を伝えるなんて、とっても難しいはずなのに、BGMとして聞こえる、食材を切る包丁の音や、炒める音が効果的に使われていて、新鮮な体験で料理と触れ合うことができます。

ヴィジュアルが見えないラジオでの「フード探索」。
だから、しっかりとディテールが頭に入ってくる。

テレビやネットなど視覚的情報で得られるフードトピックスは、一瞬にして「おいしそう」とか、「新しいな、おしゃれだな」とか頭の中で解答がでてしまいますが、ラジオはそうはいきません。
直接的ではないからラジオで食は不向きだ、とも言えますが、同時にイメージする余白のようなものをリスナーに与え、想像することが楽しめるのでそれもまた乙な食の探索だなと思ったり。
今の時代、そんな余白を与えてくれるメディアこそ稀有な存在です。


ラジオという「インプット装置」を見直して、
まずは1ヶ月、習慣化してみる。

食に限らず、ラジオは比較的習慣化しやすいインプットメディアだと思います。自宅での支度中や通勤時、入浴中など。音楽でもいいのですが、プッシュで情報を浴びるクセがあると、それだけで様々な点と点がつながります。

また、耳だけの情報で頭の中でイメージを広げていく作業も、脳みそのクリア化の良い訓練になりそう。


ラジオ好きの人間として「手軽なラジオ習慣」、リコメンドさせてください。

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