九月三十日・十月一日@ウィーン

九月三十日

今日は大学に行こうと思っていたが寝坊したし何もなかったので行かないことにする。一個下の後輩が、今更ながら(?)ラボの学生のWhatsAppグループを作ったみたいで招待が来る。グループの画像が私たちの指導教員のコラージュになっててウケる(先生ごめんなさい)。前日にラボのみんなと飲みに行って、なんだか盛り上がったことが関係してるのかもしれない。社会認知のラボにいるのに、みんな非社交的でキッチンで昼ごはん食べる人とか避けるよねみたいなことで笑った。

コロナ前から飲み会はあったりしたと思うが、私が社交的でないばかりにあまり行かなかった(英語喋りたくなかったし)。それでコロナになって強制的に二年ぐらいはそういう会もなくなり、今はほぼコロナ以前に戻ってで、少しずつ飲み会も増えてきたように思う。学部がブダペストからほぼ完全にウィーンに移行したのも大きい。

そう考えると自分もすごく成長したというのか、変わったなぁとは思う。ブダペストで博士課程を始めた時はあんなに引っ込み思案でなるべく人との会話を避けてた私だったが、今は飲み会があればとりあえず顔を出すようになった。当初はラボの人と深い人間関係を作るのが嫌で(なんか揉めたら研究に響きそうだから)、それが故に別に誰との仲良くなれなくても良かったが、やっぱり同じ界隈にいるからこその繋がりってそれは貴重だし大切にしたいと思うようになってきた(大体揉めるほど仲良くなることってそうそうない)。そう思うようになってきたのは、おそらくアカデミア以外の知り合いが増えたからというのもある。

応募していたフェローシップに落ちて、職探しをするほどでもないけど色んな求人を見ていると一日が過ぎる。この前滞在許可を更新したばかりだし、いつまで延長されているのか知らないが、日本のパスポートの滞在日数と合わせると六月ぐらいまでいれるはずなので、別に焦ってもないのだが、改めて第三国人(非ヨーロッパ人)であると、応募できる職種もかなり限られるなぁと痛感する。研究職だと問題ない。

夜はいつものように金曜夜の映画パーティーを友達とオンラインでする。『Gravity』を観た。一度映画館で観たことがあったし、宇宙の映画を夜見るのが苦手なので、つけっぱなしにしてクロノトリガーを進めたりしていた。

十月一日

今日は昼からSNSの友達とボードゲームパーティなので、それまでだらだらしようと思って本当にだらだらしてたら三時半になる。朝昼兼用の食事をして、ひたすらクロノトリガーをしていただけ。最後の方になるともう攻略サイトがないとわからない(わかるかもしれないが、ものすごく時間がかかって飽きる可能性がある)ので、今は詰まったらすぐ攻略を見て、どんどん先に進めている。ちなみにそれらのほとんどが自分で気づかないような難しいトリックで、これを発売された当初自力でクリアした人はどんなゲーマーなんだろうかと尊敬する。

午後はいつも通りParadiseで集まる。今日は新しい友達も来て、六人でゲームをすることになった。土曜日だからか、ゲームマスターみたいな人(ボードゲームの説明をしてくれる人)が積極的に色々提案してくれて、初めてのゲームを二つする。

ここのボードゲームカフェはものすごくたくさん種類があるけど、入場料5ユーロ払えば遊び放題なのでめちゃくちゃコスパがいい(まぁ、飲み物飲んだり食べ物食べたりするから5ユーロだけではないけど)。たくさん遊んで九時ごろ解散。私は徒歩三分ぐらいのところに住んでいるので、すぐ帰ってまたクロノトリガーをやって寝る。