見出し画像

平安神宮 月音夜 第四夜

あの夜から8日、いや厳密には9日か。
こんなに日が経ってからこれを書こうと思い立ったのは、snsにアップしてくれる素敵な作品の数々に感銘を受けたから。
その場にいた方も、涙をのんで行かない決意をした方も、推しへの愛は変わらないのだ。

実は月音夜のコンサートが終わってから気づいたことがある。
絵を嗜むファンの人の姿がない!
有名どころの絵師さんが一人…二人?
あぁ……この素晴らしい光景を、この推しの勇姿を、描いてくれる人がいないかもしれないと(泣)

だけどそんな不安を吹き飛ばしてくれた方々。
感謝しかない。

(本当はあの大極殿の前でピアノに向かう推しを見てほしかったな。たすき掛けがチャーミングだった推しを描いてほしかったな(;_;)ワガママ)

(前置きが長い)
さて、本題に移りたいが、私は文章力も語彙力もないので、これはあくまで自分の為の備忘録だと言うことを訴えたい!←誰に
そして音楽的知識も皆無の為、ただの色ボケのおばちゃんの呟きだと言うことも忘れてはいけない。
(まだ前置きか!)

2023年10月1日
平安神宮のある京都は前日の夜に大雨が降った。
ホテルの一室で目覚めた私は真っ先にカーテンを開け空を見る。
良かった、晴れてる。
雲は多いがなんとか晴れ間も見えている。
良かったぁ。

今日は昼間少し観光をしてから平安神宮へ向かう予定。
荷物をコインロッカーへ入れ、行く予定の観光地行きの電車に乗る為に京都駅をウロウロしていると、ファン仲間にバッタリ!
その仲間が、月音夜初日に出演した、たくおんさんのリハーサルの様子を教えてくれた。
なんと!リハーサル!
普通の参拝客が行き交うとこだよね?大極殿って。
そしてその前って野外だよね?
入れるのかな?いや、入れるでしょ。
こりゃあモタモタしてる場合じゃないわ。
リハの予想時間に現場集合だっ!!

とっとと観光を済ませ時間どおりに平安神宮に到着。
さりげなく参拝客のふりをして敷地内に入ろうとしたが、同じことを考えているござらーがたくさん!ww
結局ドヤドヤと門をくぐると、ズラッと並べられた椅子が目に入る。
おぉ!SNSで見た光景だ!
そしてその先に見える舞台には人影が数人。。。ドキドキ
あ、中川さんチームだった。

何はなくとも参拝はしとかないと。
参拝しながら舞台の裏側で中川さんのリハを少し眺める。
まだまだ中川さんチームが続くようなので、一旦入口近くに戻り階段に腰掛けペットボトルのお茶を一口。
ござさんはリハやるかなぁ……などと考えていると、左側から女性と話しながら歩いてきて、私の目の前を通る見慣れた男性。
緑のマスク!
少し高めの声!
この右アングル!
げっ!!ござさん!

あわわわわ
しばし目を見開き口はアングリな私。
気づいた方もいて、階段に座るござらーは一同騒然!
まさかこんなに堂々と普通に歩いて入ってくるとは!

ござさんと女性は、並べた椅子の脇を通り舞台袖の黒いテントへ。
あ、じゃあ、これからリハだね!
舞台の裏側へ廻ると言う仲間に付いて私も歩き出す。
裏側のほうが舞台が近くに見えるのだ。
中川さんのリハは続いていたが、舞台裏に行くとござさんの後ろ姿が。
先程一緒に歩いてた女性と、Gさんとござさんが何やら打ち合わせをしている様子。
ここは大人(BBA)。
遠からず、近からず、さりげなく、そうさりげなくその様子を見つめる私達。
見てるだけで幸せなんて、なんて頭が幸せなんだ、私は。

係員に注意され元の場所に戻り、遠くからござさんのリハーサルを聴く。
リハが聴ける、見れるなんて、なんて幸せなんだろ。(始まる前から幸せなんて困るー)
中川さんとのやり取り、園田さんとのやり取り、スタッフらしき方々とのやり取り。。
目がハートになっていてよく覚えてないんだけど、ござさんの一言だけは覚えてる。
中川さんとのコラボで使用するであろう電子ピアノの音を出しながら、マイクを通して
「打ち合わせより、こっちの音を大きくしますのでよろしくお願いします!」
配信が長いござさんは、全体的な音量の中で、スピーカーを通した自分の楽器の音量を良くわかってるのかなぁ。
演奏に関しては、音に関しては、どんな先輩方の中でも妥協しないんだろうなぁ。

リハも終わり一度門を閉め、あたりが暗くなった頃、18:30に月音夜の為の入場が始まる。
会場内は、ライトアップされた大極殿だけが赤く光っている。
とうとう始まる。
胸の高鳴りは極限に達する。
(と、なりたかったが、隣の席の方がずーっと話しかけるので、気分はガタ落ちだった現実🥲)

ステージには白いスモークが焚かれ、そこに白いスポットライトが照らされる。
出てきた!!
(最初だとは思ってなくてビックリw)
ござさんの登場!
ブルーの着物に白いレースのような羽織。
そして袖はブルーの紐でたすき掛け。
かわいい♡♡
30過ぎの男性に失礼だね。
カッコいい!素敵♡♡

まずは自己紹介。
いつものあの感じ。
高い声で元気よく、なぜか早口w
そして早々にピアノの前へ。
ふわっと白い羽織がひるがえり、まるで天から舞い降りた天女のよう。
あ、男性でしたw

弾き始めたのは……
ここはちょっと書きたくない。。。
なぜあの選曲だったのか。
中川さんも歌う名曲なのはわかってる。
星が降るような素晴らしいアレンジだった。
だけど聴きたくはなかった。

そして次の曲へのMC。
時間がないから、と、更に早口ござさん。
荒城の月から始まる月メドレー
珍しく目の前に楽譜を置き、チラチラ見ている。
曲順を書いていたのかな。
月の光よかったなぁ。
月のしずくもステキだった。
からの〜セーラームーンがござさんらしい(笑)

「バンバン行きましょー!」と、またもや早口で次の曲へ
そんなに慌てないで〜ココロノコエ
アレンジ増し増しの小さい秋。
一曲の中にいろいろなジャンルのテンポを入れ、一つの物語のような起承転結。
さすがござさん♡
しかし、MCの時と演奏のギャップがすごいんじゃ〜

そして中川さんを呼びコラボ曲「ビリー・ジーン」
中川さんの名前を間違えちゃったのはご愛嬌。
と、私達はわかってる。
だけど私の前席の中川さんファンからは、ちょっとキツイ言葉が聞こえたな(悲)
許してね、そんなとこもうちらの推しの魅力なのよ。

平謝りなござさんを、中川さんはユーモアたっぷりにフォローしてくれたなぁ。
「そんなとこも素敵です」って。
さすが!ステージ慣れしてる人は違うわ〜
でもね、中川さんは知ってるのよ。
ござさんはピアノを弾くと別人のように違うって。
カッコいいんだって。
「ビリー・ジーン」
めちゃくちゃカッコよかった!
左手ベースが抜群なのはござらーは承知の上。
そこに右手の力強い音が加わる。
並外れたリズム感の持ち主だから、こんなピアノの演奏は難しそうな曲でも、ものすごくかっこ良く弾いちゃうんだよね。
想像してみて。
和服姿でノリノリでこんな曲をかっこ良く弾いてるござさんを!
そりゃあもう大喝采よ!

(珍しい楽譜置きはこの為だったのね、きっと)
ありがとうございました、中川さん。

大喝采の後はござさんステージ最後の曲。
やっぱり「ダニーボーイ」だよね。
打って変わってしっとりと。
いろいろなアレンジをしてきたダニーボーイだけど、この日は最後までしっとりと。
(雲に隠れてた)月を愛でるようにしっとりと。
あ〜〜私はやっぱりござさんのピアノが大好きなんだな。ココロノコエ

短い挨拶をして去っていくござさん。
挨拶も短いけど、出番も短すぎだよ〜(涙)
それまでは恥ずかしくて振れなかった緑色のサイリウムを、思い切り振った私でした。

BEMANIの既視感w

〈ふたたび〉
中川さんのステージ、2曲目に呼ばれたござさん。
先程のこともあってか、昔のデッチのように腰を低くペコペコ頭を下げながら登場するござさん。
そこまでしなくても。もぅ〜〜wwww
ここで本人も語らなかった、ござさんの紹介をしてくれた中川さん。
「5歳の頃からピアノを……」
「一度聴いたら心をとらわれてしまう……」
☆☆☆♡♡♡
なんて素敵な紹介をしてくれるの!中川さん(泣)
本当にありがとうございます。

そしてこのコラボは、リハーサルの時に聞いたござさんの言葉、その演奏なのね。
園田さんはグラピ。
ござさんは電子ピアノ。
2台ピアノにパーカッションと弦楽器も加わり、その中で歌う「My Favorite Things」
歌声やいろいろな楽器の音が混ざっても、私には聴こえるござさんの音が。
(ござらーは皆聴こえるはずっ!)
キラキラ…ポロポロ…
電子ピアノをうまく使った綺麗でかわいい効果音。
どんな場面でもきっちりと、主役をもり立てる素敵な音で、サポート役を務めるのよね。
そんなとこよ。
ほんっとに凄いわ。
ほんっとに大好きだわ。(何度も言う)

この時の電子ピアノは私の席の正面。
グラピは斜め横からしか見れてなかったけど、ここで初めて正面から見るござさん。
和服姿で裾を広げた足元まで、ばっちり見えました。
他の人は一瞬足りとも目に入らず、ござさんだけをガン見していたことは言わずもがな。ふふ(^^)

すべてが終わり東の空を見上げると、雲に隠れていたお月様が顔を出してくれました。
あぁ。
素晴らしい夜だったな。


その足で夜行バスに乗ったら夢の時間の終わり。
しばらく眠れなかった事は仕方ないですよね(^^)

おばちゃんファンのただの備忘録。
お・わ・り。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?