鬼滅の刃について思うこと1

ついに興収210憶に到達した映画「鬼滅の刃　無限列車編」このままの勢いで行くと恐らく歴代トップになるのでは？と言われている。そんな鬼滅の刃も元々漫画は人気が無く、打ち切り寸前とまで噂された作品だ。

2017年と2018年に掲載順位が高かったが、翌年に大幅に落ちている。

漫画が飛ぶように売れるようになったのは、アニメで人気が出たからだ。アニメで鬼滅の刃にハマり、続きを見たくて漫画を買うようになった。そもそもステイホームの最中で外で遊ぶことができなかったということも関係しているのだろうと思う。switchであつ森も人気になった。

私もアニメが始まった頃に漫画を読み始めて、最後まで読破した。全体を通して思ったことは、「面白い」さらに、「子供や女性にもわかりやすい」と思った。だが色々な漫画やアニメを見ている私としては、面白く、わかりやすいが故に、色々と雑だと思った。

漫画未読者のために映画までの内容で説明すると、柱と上弦の鬼を明確な強さがわからないまま早々に戦わせてしまったこと。例えば、今回煉獄さんは上弦の参と戦ったが、ここまで双方がどれだけ強いかはっきりわかっていた人がいただろうか？上弦の鬼は設定としては「ずっと顔ぶれは変わらず、多くの柱を倒してきた」とあるが、明確な強さは計れていない。

冨岡さんか胡蝶しのぶなら下弦の鬼と戦っているので比較はできただろう。しかし煉獄さんは一度も戦わずに二度目の登場で上弦の鬼と戦ったのだ。戦いが終わった時は上弦の鬼が弱いのか、煉獄さんが強いのかわからなかった。

実際に煉獄さんは強化された下弦の鬼の罠にハメられている。これでは煉獄さんが弱いと思われてもおかしくない。これが下弦の鬼を3体同時に相手にして勝利しているとかなら「そんな煉獄さんでも勝てなかったんだ」と上弦の鬼がどれだけ強いか理解できただろう。他の柱に「あの煉獄さんが…」と言われてもわからない。

煉獄さんがとても強いことがわかるのは後半になってからだ。もちろん上弦の鬼も然りだ。

他に雑だと思ったことは、呼吸や型はたくさんあるが、ほとんどが縦、横、回転して斬るだけということ。水の呼吸は最初に登場したためか、バリエーションは豊富ではあった。

これだけ人気になったことで、改めて漫画を読み返すことで雑な部分が結構見えてくると思った。

※ちなみにこれはあくまでも個人的な意見です。ストーリーは面白いと思いました。