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スペイン滞在記🇪🇸 サッカー編

少し前にスペインでの滞在での話、人々について書きました。

今回は旅の目的、向こうのサッカー事情について書きます。

環境

最初に言うと環境はほんとすごかったです。何がすごいかを具体的に言っていきます。まずグラウンド、芝のグラウンドがあちこちにあります。ジュニアからユースまで芝のグラウンドで練習が出来ます。土のグラウンドは見なかったですね。しかも、ほとんどのグラウンドには観客席、カフェが備えられていました。もう小規模のスタジアムが街中に普通にありました。芝のグラウンドならまだしも、観客席、カフェあるって、、、ちゃんと選手用のロッカールームもあって、シャワー室もあって、、、その環境に圧倒されました。

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研修でお世話になった地元のチームのグラウンド(タイトルの所に貼ってあるのと同じです!)

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こちらもまた別のチームのグラウンド。このチームはトップチームがなく育成のカテゴリーしかないそうなのですが、立派なグラウンドを持っています。笑

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この2枚の写真のグラウンドは併設されていました。フルピッチとジュニア年代のグラウンドです。

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バルサのグラウンド。

これはジュニア年代のグラウンドで、他にもフルピッチのグラウンドもあり、とても充実していました。


サッカー事情

素晴らしい環境があるバルセロナ。ここでは向こうの指導者や試合の事についてとか触れていきます。申し訳ないのですが、自分は日本でジュニア年代を指導していますので、向こうにいる時もジュニアに関わっている人間の目線で物事を見ることが多かったので、そこをわかっていただけたらなと思います。

指導者

スペインの指導者の人達は、日本でも良く聞くかもしれませんが指導者一本で生活している人はほとんどいないとのことです。バルサの育成の指導者でも兼業をしているそうです。向こうは小学生年代の頃から、結果が求められ結果が出なければ解任があります。だから指導者は勝利を目指し、自分の志向するサッカーを選手達に落とし込んで行きます。志向するサッカーは指導者によって変わるので、選手もそれに適応する必要があります。小学生年代から結果が求められることは日本ではあまり聞くことがないので、衝撃的でした。

チーム、リーグ戦事情

向こうは学年の中で、実力によってカテゴリーで分けられています。だから1チームに選手は8~9人しかいません。試合は前半、後半ではなくバスケの様に4ピリオド制になっています。各選手複数のピリオドに出場することがルールになっています。試合に出られない選手がいない、全員が経験を積める環境になっています。

まとめ

今回はスペインのサッカーについて書きました。

当然ですが日本とスペインは違う国なので、サッカー面でも違いは多くありました。短い間向こうで生活して「日本の常識は世界の非常識」を肌で感じてきました。

これは自分の知人と話したことなのですが、ヨーロッパと日本における指導者のステータスはそんなに変わらないと、既に述べたように指導者だけで生活している人はほとんどいない。だけどこれだけ指導者の質に差が出てくるのは何故なのでしょうか?グラウンドや指導者学校などの環境は同じようには整備するのは難しいかもしれません。だからといって「やっぱスペインは環境がすごいからさ~」といって放り出すのではなく、一人一人が出来ることはあるはずです。

日本にいながらも向こうの情報はたくさん得ることができます。大事なのはその得た情報を、目の前にいる選手たちに合わせて使えるようにすることです。

指導者としている限り常に学び続けるべきです。

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