そのググった情報は、果たして事実なのか。みんなにとって有益な情報なのか。沖縄県立芸術大学にまで行って得た情報とは。

今日あるIT系の人と話をしていて

「検索のキーワードは広告会社が買うですよ」

という話を聞いてびっくりした。もしかして知らないのは自分だけ?

キーワードを買って、そのキーワードをGoogle検索すれば客先のホームページが、上位にするように仕込むみたいな仕事がある。例えば「お父さん プレゼント」という検索を入れると、お客様の企業のホームページが来るように、仕込む。これをSEOという。

となると、キーワードを買い、悪意があったり信憑性が疑われる情報が入っているホームページを上位に上げることも出来ることになる。

つまり、Google検索の上位にあるホームページが、信憑性が良いとは限らない。

言葉が悪いのだけど
ググレカスからググってもカスとなる。

……
「ググレカス」から「ググってもカス」へ
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9967
……

ここの記事には医療系のまとめサイトが閉鎖になった経緯と背景が書かれている。要約すると

・閉鎖されたまとめサイトは信憑性が低かった。
・記事を書いていたのは、外注ライターで著作権違反していた。
・検索の上位にするようにSEO対策をしていた。

という感じだ。このように、検索して上位にきた情報が信憑性が高いものかは限らない。

じゃあどうすればいいのか。この記事には明確には書かれていないが自分が考えるには、1次情報を手に入れること。

1次情報とは
インターネットでは分からない商品の手触りや
図書館に行かないと分からない文献など。自分で実際に調べ得た情報。

1次情報を得るためには2つあると考える。1つは情報を有料で手に入れる。もう1つは情報を足で手に入れる。

1つ目
深い1次情報を取得するならば、有料の情報源(有料メルマガ、有料ニュース)も必要。なぜならば、無料の情報は又聞きの又聞きの情報である可能性が高く、有益で深い情報を手に入れることはできない。

しかし有料メルマガ、例えばファッション系ならばネットでは伝わらない素材の手触り感や、タイムリーでどのネットにも存在していない1次情報を取得することが出来る。プレス関係者しか入れないユニクロの新作の試着会の情報をいち早く手に入れることができる。

有益な情報は無料ではないことがここ3ヶ月の定点観測だ。

2つ目
足で情報を得る。その抗議は本当に確かなのか、ネットで書かれていることは本当なのか、現地に行き自分で取材し調べる。ネットでも分からなければ図書館に行き、調べ尽くす。人に聞く。

こんな経験があった。
ウィキペディアで作曲家のシベリウスの楽曲「カレリア」という曲を調べていた。しかし疑問点があったのでネットで調べたが情報がない。糸満市立図書館の本にもない。なので全沖縄の図書館検索システム(おうだん検索)を使いシベリウスの本がある場所を調べた。すると沖縄には沖縄県立芸術大学の図書館にあったので、実際行き、シベリウスの学術的な本で調べた。するとウィキペディアの情報が間違っていた。なので加筆と編集をし「要出典」のタグを入れることにした。

ちなみに変更履歴を見るとNori033の名前で履歴が残っている。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カレリア_(シベリウス)


こんな感じで情報は足で調べる。今の時代は情報が溢れすぎて、欲しい情報をいかに手に入れるか。それはこれからの生存戦略かもしれない。

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