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職務経歴書② 給料とモチベーションは比例しない

マダムです。


私の職務経歴書の第2回。お付き合い頂きありがとう。


今の職場で働いてもう丸6年になります。

派遣社員として1.5ヶ月、契約社員として3年弱。無期転換の推薦とテストをパスして契約社員の条件のままで無期転換して3年。給料はたかだか23万程。ボーナス含め年収ベースで税込450万。

世の中的には悪くない条件ですが、正社員になれなかったことは当初ショックでした。

というのは、私が無期社員になる前年度までは契約社員が正社員になれていたので。

法律改正に先んじるという意味と、プロパー登用の基準の曖昧さから、契約社員は無期化のみでプロパー登用は廃止することに、ひっそりと制度改革されていたのでした。

身近に契約社員から正社員になった人が大勢いたので、自分も4年目からはそうなるのだと信じて、必死で自費でスキルアップしました。残業も全く厭わず、正社員としての仕事どころか、上司の仕事もたくさん引き受けて結果を出し続けました。

その結果の、無期社員。

正直ショックでした。

リクナビに登録しすぐにも辞めるつもりでリクナビとマイナビに登録し職探しをし始めましたが、その時すでに、今の自分の力量と条件では良い転職先はないだろうとわかってもいました。

50過ぎ
女性
人事の経験3年強、それ以前の職歴なし
しかも採用メインでなく人材育成
労務管理の実務経験 一部のみ


無期転換から半年ほど経ち、ちょうど研修や採用のピークを迎えた時期でもあり、純粋にやりがいのある仕事が楽しくて、気が紛れてくると、

「そもそもなぜ私は働きたいのか」

という根本的な問いについて考え始めるようになりました。

お金のため?

ではない。それならもっと近くに同条件の仕事はあり、通勤も近い分、実質コストが下がるのは明らかでした。

変化を嫌う気持ち?(まさか私が)

やりがい?(この業界も、組織の立ち位置も、心の底から社会に役に立つと誇りを持って言えるのは間違いない)

愛着?(人間関係のトラブルの心配がなく、仕事そのものだけに向き合える環境は得難い)

その答えは仕事が出してくれました。

30代人材の不足
団塊世代の人数の多さとポスト不足
マネジメントにたいする意識の低さ
若手への権限委譲が進まないこと
20代の職業観との乖離

山積する問題は組織文化の改革がなければどうにもならないところに来ているといい危機感から、経営層に進言し仕掛けていくべきと繰り返し上層部に訴え続けていると、時代の後押しもあり、少しずつであっても毎年のように新しい試みが採用され、変化の手応えを持てているということ。
社会的な意義の高い組織で、日本の将来を支える組織を作り変える、こんな大きな仕事には、そうそう関われるものではない。
そこにずっと関わっていることができ、それなりに頼りにもされている。

雇用形態は問題ではない、やりたい仕事がやれているから続けたいのだ、と気づきました。

個人のキャリアという視点から見ても、組織の進むべき方向と、自分の経験したい事、目指す改革の方向が一致していて、仕事の結果を出すことにストレスがないことが何より幸運だと思います。

でも、もう次のステージを睨んで準備を早める時期が来たようです。

職務経歴書の3回目は少し先になりそうですが、色々動き回って道を見つけたいと思います。

一般論は私には当てはめさせない、私の道は必ず自分で切り開く。

これが私の信条ですから。


ここまで読んで下さってありがとう! 働きたい主婦が能力を活かせる仕事に就ける世の中に変わっていくよう、あなたの声を聞かせてください。