見出し画像

【いまを生きる手習い塾】実践編始まります

先日6月7日に開催したオープンレクチャー【いまを生きる手習い塾】には、たくさんの方がご参加くださいました。ありがとうございます。
前回は、私が暮らすデンマークがどんな国なのかご紹介して、日本との違いや共通点、デンマークのよいところ、わるいところ、おもしろいところ、不思議なところを知ってもらいながら、どうして違いがあるのか、とか、どうしてそれぞれが今の仕組みになっているのか、などをゆっくり考える時間でした。また、自分にとっての心地よさやもやもやについて気づいてもらう時間でもありました。
そして、その心地よさやもやもやにさらにじっくり向き合ってみる時間が、6月21日から始まる4回シリーズの『実践編』です。

4つのテーマで、ゆるやかに。

コロナ禍で、思いがけず自分の時間ができたり、身の回りや社会、政治などについて考える時間が持てた方も多いのではないかと思います。
そこで出てきた、自分はどんなことをしている時が心地よく感じて、どんなことにもやもやしているのか、その気持ちはどこから、なぜやってくるのかにじっくり向き合う時間は大切です。これまでは、忙しかったり、面倒くさかったりして、自分の気持ちをなおざりにしてきた人も多いかもしれません。でも、せっかくの機会ですから、よくよく自分の感じていることと向き合ってみてはどうでしょう。実践編は、次のような流れで進めていきます。

第一回(6月21日 15:00-18:00)
自分の内側の声に気づき、捉え方を学ぶ:自分が思う心地よさ/不快な感覚に耳を傾け、それに対し向き合う方法をデンマークの社会学教育を通して学びます。
デンマークでは、日本でいう中学生の社会科で、自分と社会のつながりについて幅広く学びます。例えば、メディア情報リテラシーはまず最初に学ぶ項目の一つで、自分を取り巻く情報との付き合い方や距離のとり方について考えます。こうしたことをヒントに、自分と社会の関係を見ながら、自分のこだわりなどについて見つめていければと思っています。

第二回(7月5日 15:00-17:00)
言語化する:自分の内側に持っていたものを、ジャーナリズムにおけるポイントを学びながら言語化していきます。
自分が感じていることを、書き留めてみるのは、考えを整理するのにとてもいい方法です。感じていることの背景を探るために、調べものをして関係しているようなことを知るのも、さらに考えを深くするためには有効です。そのプロセスを、ジャーナリズムの手法を使って体験する時間にしたいと思っています。また、ジャーナリズムとは何かについても、少し考えられればと思っています。

第三回(7月19日 15:00-17:00)
日本語と向き合う:普段自分の気持ちを正しい言葉を使って表現できているのか。表現の仕方や言語化など、日本語と向き合う時間をつくります。
日本語は私たちの母国語です。日本語は語彙も豊富で、一つの言葉にもたくさんの意味が含まれていて、そのすべてを知らないことも案外多いものです。自分の中に見つけたこだわりや大切な思い、疑問などを、自分にとって一番しっくりくる言葉で表せたら、そして、シンプルに表現できたら、それを聞いてほしい、知ってほしい相手にも伝わりやすくなりますし、そうできるといらぬストレスも軽減します。
学校卒業以来、辞書とは無縁の生活を送ってこられている方も多いと思いますが、ここで今一度、日本語とゆっくり向き合う時間にしたいと思います。

第四回(8月2日 15:00-17:00)
自分を軸にして話す:4回を通して探索してきた日々の暮らしや社会のもやもやを自分を軸にして話します。
これまでの回で書いたことを、シェアしたい人はシェアしてもらって、他の人が考えていることを感じる、考える、理解する時間です。

これから先も、人生の中で、自分の価値観やもやもやと向き合うべき時が何度となく訪れると思います。その時、このいまを生きる手習い塾の実践編を思い出して、自分の気持ちとどう向き合って、どうまわりの人と共有したらいいのかのヒントになる、また、まわりに価値観やもやもやで悩んでいる人がいたら、手を差し伸べられる。この講座がそうした一助になってくれればいいなと願っています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

お申し込みは、こちらからお願いします。

みなさんとの対話の時間を楽しみにしています♪

サポートいただけるなら、こんなに嬉しいことはありません!ありがとうございます♡