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「いまを生きるということ。」

しばらく、ご無沙汰していました。
忙しいわけではないけれど、家にいて、いろいろやることがあって。
本を読んだり、料理をしたり、発酵食をつくったり、掃除をしたり、Zoomでミーティングをしたり、Messengerや電話で話したり。

私自身も、今までのように外に出ていく仕事ができないので、収入のことも考えると困ってはいるのですが、いろいろな方から相談を受けることも、今までに増して多くなりました。特に、私より若い世代の人たち。ちょっと若い人から、うんと若い人まで。みんな、それぞれに、このコロナのこともあって悩んでいたり、考えがまとまらなかったりしているようです。

「悩むことも、迷うこともある、でも。」

数か月前には考えもしなかったような環境に、世界全体が放り込まれるというシュールな状況の中、不安も、悩みも、迷いも尽きない。それも当たり前だと思います。

だから、せめて皆さんの心が少しでも勇気で満たされるように、私がかつてとても勇気づけられた言葉を以下に記したいと思います。

この言葉は、友人の友人がメールで送ってくれたものです。1998年のことです。当時、会社員をしていた私は、会社を辞めて独立して、フリーランスの映像翻訳家になるかとても悩んでいました。

そこに、突然その友人の友人は、「元気?どうしてる?」の言葉とともに、これを送ってくれました。その時、その友人は私が悩んでいることは全く知らなかったはずなのですが、それまでモヤモヤと悩んでいたのが嘘のように晴れ渡ったような感覚を、今でも鮮明に覚えています。

これは、以前から私のウェブサイトにもひっそりと載せていたので、ご存じの方もいるかもしれません。英語が苦手な方は、飛ばして和訳を読んでみてください。

まずは、オリジナルの英文を。

We convince ourselves that life will be better after we get married, have a baby, then another. Then we are frustrated that the kids aren’t old enough and we will be more content when they are. After that we’re frustrated that we have teen-agers to deal with. We will certainly be happy when they are out of that stage. We tell ourselves that our life will be complete when our spouse gets his or her act together, when we get a nicer car, are able to go on a nice vacation, when we retire.

The truth is, there is no better time to be happy than right now. If not now, when?

Your life will always be filled with challenges. It is best to admit this to yourself and decide to be happy anyway. One of my favorite quotes comes from Alfred D’Souza. He said, “For a long time it had seemed to me that life was about to begin – real life. But there was always some obstacle in the way, something to be gotten through first, some unfinished business, time still to be served, a debt to be paid. Then life would begin. At last it dawned on me that these obstacles were my life.”
This perspective has helped me to see that there is no way to happiness. Happiness is the way. So, treasure every moment that you have. And treasure it more because you shared it with someone special; special enough to spend your time – and remember that time waits for no one…..

So stop waiting until you finish school, until you go back to school, until you lose 10 pounds, until you gain 10 pounds, until you have kids, until your kids leave the house, until you start work, until you retire, until you get married, until you get divorced, until Friday night, until Sunday morning, until you get a new car or home, until your car or home is paid off, until spring, until summer, until fall, until winter, until you are off welfare, until the first or 15th, until your song comes on, until you have had a drink, until you have sobered up, until you die – to decide that there is no better time than right now to be happy.

Happiness is a journey, not a destination.

Work like you don’t need money, love like you’ve never been hurt, and dance like no one’s watching.

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そして、和訳も。

私たちは、結婚したら、赤ちゃんができたら、そしてもうひとり生まれたら人生はより良くなると信じています。でも、今度は子どもたちがまだ小さいといら立ち、大きくなればもっと満足できる暮らしになると考えます。そして、今度はティーンエージャーになった彼らと向き合わなければならないことでイライラします。彼らが大人になれば、確実に幸せになれるはず。私たちは、自分のパートナーが自分と一緒に行動してくれたら、より良い車が手に入れられたら、ステキなバカンスに行けるようになったら、定年退職したら、私たちの人生は完璧になると自分に言い聞かせているのです。

でも、真実は、今、この瞬間ほど幸せになるのにベストなタイミングはないのです。今でないなら、いったいいつがその時?

あなたの人生は、常にチャレンジで満ち溢れています。それを自分自身で認め、とにかく幸せでいようと決めるのが一番です。Alfred D’Souzaが言っている、お気に入りのフレーズがあります。彼は「長い間、私にとっての人生〜本当の人生〜はこれからまさに始まるのだと思っていた。でもそこには、いつも何らかの障害や、解決するべき問題や、やりかけの何かや、他のことに使わなければいけない時間や、支払うべき借金やらがあった。それさえ片付けば、本当の人生が始まると思っていた。でも、こういう障害自体が私の人生だったのだとようやく気づいたのだ。」

この視点は、私に幸せへの道はないことを気づかせてくれました。
幸せとは生きること。だから、あなたの持てるすべての瞬間を大切にしてください。そして、その瞬間瞬間をもっと大事にしてください。なぜなら、その瞬間は、あなたが時間を共にしたいと思える特別な人との、特別な時間だからです。〜そして、時間は誰も待ってはくれないことを忘れないでください。

だから、学校を卒業するまでとか、学校に戻るまでとか、10パウンド痩せるまでとか、10パウンド太るまでとか、子どもができるまでとか、子どもが独立するまでとか、仕事を始めるまでとか、定年退職するまでとか、結婚するまでとか、離婚するまでとか、金曜日の夜までとか、日曜日の朝までとか、新しい車や家が手に入るまでとか、車や家のローンが全部支払い終わったらとか、春までとか、夏までとか、秋までとか、冬までとか、福祉の世話にならなくなったらとか、1日とか15日までとか、自分の曲がかかるまでとか、飲み物を飲み終わるまでとか、酔いを覚ますまでとか、死ぬまでとか ー 待つのはもうやめにしませんか。

幸せとは、目的地ではなく旅。

お金なんかいらないみたいに働こう。傷ついたことなんかないみたいに愛そう。そして、誰も見てないみたいに踊ろう。

いまを生きよう

コロナをなかったことにはできないし、世界中の人が今、コロナと生きる世の中であるということを自覚しはじめています。もう、コロナがなかった時と全く同じ世界には戻れないかもしれない。でも、それを受け入れて、いまできることを少しずつでもはじめませんか。

こんなはずじゃなかった…
コロナが収束するまで…
コロナが収束したら…

感染拡大防止の視点から、待ったほうがいいことももちろんありますが、待たなくてもできることはきっとある。家にずっといなくてはならなくても、いまを幸せに感じられる生き方はきっとある。いまこの瞬間も、私たちは、私たち自身の人生を生きているのだから。そう思います。


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