記事一覧
オリシャーの母、水の神様イエマンジャーIemanjá
日本は冬ですが、ブラジルは本格的な夏を迎えています。1月からはたくさんのお祭りからカーニバルへと向かうブラジルの象徴的な期間で、その中でもバイーア州の人々にとって、1月のボンフィン教会のお祭り(人間を創った神さまオシャラーの日)と、2月のイエマンジャーのお祭りは特別です。
ドリヴァル・カイミの「ドイス ヂ フェヴェレイロ(2月2日)」の曲でも歌われていますが、2月2日はサルヴァドールのヒオ・ヴェ
ブラジルの神さまTシャツを限定で
新型コロナウィルスが世界で感染拡大する中、日本では「アマビエ」という妖怪が話題になりました。ブラジルにもカンドンブレーという信仰があり、疫病と治癒を司る神様に「オムルー」がいます。ブラジル版アマビエですね。
ペストに感染して、あばたができてしまった肌を隠すために藁をかぶっています。(アマビエの髪の毛のようです)熱にうなされながらみずから勉強して病気を治癒したといわれ、手にもっている「シャシャラー
どうやってオリシャーたちはブラジルへやってきたのか(2)
ここで語られていることの出来事の
ずっとあとに
幾百万というアフリカのひとびとが、人狩りにあって
奴隷にさせられ、ブラジルへ連れてこられました。
ここ、わたしたちの国ブラジルでは、アフリカの人々は、白人の主人のために働き、植え、刈り、さとうきびを挽き、砂糖を精製して
ブラジルは豊かになり、金を掘り、銀、ダイヤモンド、市場でお金になるものを作りました。
白人の主人の邸宅を手入れし、その子供らの面倒を
全てを食べてしまった神さま エシュー
本当ならば、一番最初の最初にご紹介せねばならなかった神さま「エシュー」についてのお話です。エシューは動きを司るため、彼がいなければ何事も始まりません。巧みな神様で、とても働きもので、いたずらもします。何か書こうにもこちらも十分な注意が必要ですし、一仕事です。
エシューはいつも自分が「一番最初に」大切に扱われることを私たちに望んでいます。
イラスト ©︎クルプシ
エシューといえば、カポエィリス
世界を作ったオシャラーとオドゥドゥアー
今回は、カンドンブレーの言い伝えでの、私たちが生きているこの世界のはじまりについてのお話です。
オリシャーたちの世界にはヒエラルキーがあり、最上神をオロルンといいます。またの名をオロドゥマレともいい、この方はすごすぎて、人の目には見えないといわれています。オロルンに従属する神々として、私たちも知っている個性豊かなオリシャーたちがおり、主に20種類の神様が語り継がれています。今回はオロルンの二人