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別のエリアでの訪問

こんにちは。

先日訪問を1年ぶりに再開し、別のエリアに住むおじさんの所にも行ってきました。

今回訪問した方は、橋の下に二人で住んでいます。
冗談が好きなおじさんで、一年前の訪問ではいつもみんなで笑いを交えながら話をしていました。


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一年も経ってしまったのでおじさん達がどうしているか心配だったのですが、元気そうな姿を確認できました。

一年ぶりに会ったので、「元気だった?」とか「コロナは大丈夫?」などお互いに質問がしばらく止まりませんでした。

おじさん達からは
「俺たちがコロナ持ってるかもしれんから気をつけなよ」とか、
「あんちゃんが来ないから転勤したか、コロナだから気を使って来ないかのどちらかだと思ってたんだよ」とか、
「家族は元気?」
といった内容のことを聞かれ、時おり挟まれるおじさんの冗談や下ネタで以前と同じように、みんなで笑いながら話をしました。

元気そうだったことと、1年前と変わらないおじさんの明るさや、会わない期間があっても以前と同じように話ができたことに安心や嬉しさを感じました。

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コロナの影響を聞くと、収入が減ってしまったと聞きました。
毎月正確に金額を数えているわけではないけど、空き缶や鉄クズなど拾えるものも少なくなったそうです。
空き缶はたまに近所の人が持ってきてくれるものもあります。

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このエリアに住むおじさんの訪問も一年ぶりなので、いつもより多めに差し入れを持っていきました。
おじさんが好きな菓子パンと、保存ができるカップラーメン。
前にしょうゆ味を食べていたので飽きないようにと思って違う味を持っていきました。
いただいたサポート代をどのように使ったらいいかも改めて相談をしました。



おじさん達の過去や経緯は聞かせてもらっていますが、このnoteではあまり書いてきませんでした。僕達に話すぶんには大丈夫だけど、個人がわかってしまうと都合が悪いためそこだけ書かないでほしいという方もいます。

僕達もおじさんのその時に話したいことを聞きたいし、あまり無理して話を聞き出すことはしたくないと思っています。

おじさんたちも苦労して作ったもの、拾った珍しいものを話してくれる時の方が積極的に話してくれます。ただ、発信する際にそこだけを切りとって一面的にならないよう注意したいと思います。

関係性はこの先も続いていくと思うので、会話を重ねて、おじさんから気軽に相談できるくらいの関係性を築いていきたいです

DSC_0490のコピー


このエリアに住むおじさん達の住居には、いろいろな人がやってきます。
ホームレス状態にある人の支援にやってくる方、
おじさんが飼っている捨て猫の世話をしにやってくる動物愛護団体の方、
中には支援という考えよりも、おじさんの住居にあるかまどが目的でやって来る方もいます。

出入りする方達は食べ物や衣服などを差し入れしてくれることがあります。
頻度もバラバラで、週一や月一、半年に一回くらいの方もいて、
支援という視点で見るとグラデーションのように、色々な関わり方があります。

このエリアには炊き出しのようなセーフティネットはありませんが、出入りする人達との関わり合いやコミュニティのようなものが支援と同じ役割を果たしているように見えます。

僕達もこのグラデーションのなかにいて、今後どのような役割をもてるか、考えていきたいと思います。


100円のサポートでホームレスのおじさんに1つおむすびを届けます。希望される方は、おむすびを渡す報告記事にお名前や、noteのアカウントリンクをはらせていただきます。