見出し画像

赤と白のよく似た国旗の話

今回は,世界の国旗と子どもの好奇心について。

子どもがいると,風呂場にこういうシートが貼られていたりするものです。

年齢にもよりますが,ひらがなやカタカナ,世界地図や日本地図,掛け算にそれぞれの学年の漢字一覧などなど,種類も豊富です。

子どもが小さい時は一緒に入って教えたりもするのですが,一人で入るようになると勝手に眺めたりするようにもなります。

ただし……子どもがひとりで風呂場にいる時,勝手に一生懸命に見てくれるか……というと,そういうわけではありません。親が「これを見てほしい」と思って風呂場のタイルに貼り付けたとしても,まったくもってそんな親の希望を聞き入れてくれるわけではないからです。

子どもはいつ興味を抱くかわかりませんし,「興味を持て」と言っても「はいそうですか」と持つようなことはありません。親ができることは,環境を整えてじっと待つことじゃないかなと思うことがあります。

ということで,この1〜2年くらいは,風呂場に国旗と世界遺産が描かれた世界地図のシートを貼っています。いろいろな国に興味を持ってほしいな,という気持ちもありますし。

子どもの発見

最近になって,たまに風呂場のシートで気づいたことを教えてくれるようになりました。私自身も,そこそこ世界の地理については詳しいつもりでいるのですが,それでも知らないことは多いものだと思います。

というわけで,先日も子どもに教えてもらいました。

「モナコとインドネシアの国旗って,同じだよね」

というマメ知識です。

それを知らなかった私は,完全に「えっ?そうだったっけ?」と思ってその場でネットを検索したのでした。

モナコとインドネシアの国旗

モナコの国旗は,下半分が白で上半分が赤色という2色のデザインです。

そしてインドネシアの国旗ですが,こちらも下半分が白色で,上半分が赤色でした。

違いは

とはいえ,もちろんまったく同じというわけではありません。まず,先ほどのWikipediaのページにも書かれているのですが,

◎モナコの国旗=縦4:横5
◎インドネシアの国旗=縦2:横3

ということで,長方形の縦軸と横軸の比率が両国で違っているそうです。

何か両国で共通点があるというわけでもなく,偶然似てしまったということのようです。

さらにほかの国も

でも,他にもよく似た国旗があります。それはポーランドです。こちらは上半分が白色で,下半分が赤色です。上下ひっくり返すと別の国になってしまいます。

それを言うなら,オーストリアは赤と赤で白色をサンドしたデザインですし,これも似ていると言えば似ています。ポーランドとモナコを上下で合わせるとオーストリアになりそうです。

そして,バルト地方にあるラトビアの国旗は,オーストリアの国旗の真ん中の白色を細くしたデザインになっています。これもまぎらわしい……。

縦方向に赤と赤で白を挟むと,南米ペルーの国旗になります。

スイスは赤色の背景に白地でプラスを描くデザインなのはよく知られています。

そして,デンマークの国旗は白色を端まで延ばして中央からちょっとズラしたデザインなのですよね。

どうですか?よく似たデザインの国旗って,予想以上に多いと感じました。それぞれの国の歴史的経緯まで調べていくと,良い勉強になりそうです。

もしも早押しクイズで答えなければならない状況になったら,これらにしっかりと答えることができそうでしょうか……。ちょっと自信がありません。

ここから先は

0字
【最初の月は無料です】心理学を中心とする有料noteを全て読むことができます。過去の有料記事も順次読めるようにしていく予定です。

日々是好日・心理学ノート

¥450 / 月 初月無料

【最初の月は無料です】毎日更新予定の有料記事を全て読むことができます。このマガジン購入者を対象に順次,過去の有料記事を読むことができるよう…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?