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日々是好日・心理学ノート

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2019年2月の記事一覧

詳しく調べたからといって答えが見つかるとは限らない

詳しく調べようとして,本当はそこにない法則を発見してしまう,ということがあるように思います。 指導法次の例を考えてみましょう。 ある小学校で,1学期と2学期でテストを2回行いました。学校全体としては,なかなか思うように点数が伸びてくれません。そこで校長先生は,「それぞれのクラスの成績を見て,成績が伸びたクラスと伸びないクラスで何が違うのかを比べてみよう」と考えました。 クラスごとに1回目のテストと2回目のテストの平均値を算出して,グラフを描きます。すると,成績が上昇した

2019年2月(8ヵ月目)のまとめ

2019年2月,8ヵ月目のアクセス数や売上の報告です。見出し画像にあるように,通算5万ビューまであと一歩となりました。 過去の売上報告についてはこちらからどうぞ。 記事数総記事数は300を越えました。ビュー数を多い順に並べてグラフを描くと,これまでよりもさらにロングテールの形になってきていることがわかります。 過去1ヵ月のアクセスのみをグラフにするとこのような形です。今月は1つの記事だけが突出していますので(全体でも突出しているのですが),1ヵ月のグラフと全体のグラフが

有料
400

起業したい情熱に関連する性格

日本ではどれくらいの企業が生まれて,どれくらいの企業が倒産しているのでしょうか。こういう数字は,意外と知らないことが多いように思います。 就活をするときにも,こういう数字は知っておきたいですね。ついつい,就活を狭い範囲で考えてしまいがちのように思います。 数字の予想では,数字を予想してみてください。 そして,帝国データバンクのwebサイトに,「日本企業のトリビア」というページがありますので見てみましょう。 日本では過去10年間で18万社が生まれ,11万社が倒産したそう

不定期メモ 2019.2.26/連続234日目

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身の回りで起きたことは自分の責任だと思いますか?

早速ですが,次の質問に答えてみてください。 1. 人生は,だいたい運によって決まるものだ  …… いいえ・はい 2. 幸福になるか不幸になるかは,自分の選択によるものだ  …… いいえ・はい 3. 努力をすれば,たいていのことは達成できるものだ  …… いいえ・はい 4. 人生というものは,ギャンブルのようなものだ  …… いいえ・はい 5. 何でもたいてい自分で決断した方がうまくいくものだ  …… いいえ・はい 6. 自分の身に起きることは,自分ではどうしようもないものだ

日本人は目で表情を読む

マスクをかけるのって,あまり好きではないのです。 なぜかというと,眼鏡をかけているからです。眼鏡をかけてマスクをつけると,よく眼鏡が曇ります。これがちょっと面倒なのですよね。「拭けばいいじゃないか」という意見もよくわかるのですが,根が面倒くさがりなので適当に拭いてしまってレンズに傷がつく……ということもこれまでによくあったもので,極力レンズを拭かずにいられるならそうしたいのです。……書きながら,なかなか面倒な理由だな,と思いました。どうでもいいですよね。 マスク率以前から

タイプ「R」パーソナリティって…?

「いや,もういいですよ」ということって,ままあります。過剰なサービスですとか,過剰な内容量とか,あまりにしゃべりすぎる人とか……。 これまで,タイプA,タイプB,タイプC,タイプDというパーソナリティについて説明してきました。 それぞれの記事については,こちらを参照ください。 最近,ここに新たな仲間が加わろうとしているのを見つけました。 それは「タイプR(Type R personality)」です。 どうして「加わろうとしている」と書いたかというと,今後どうなるか

知らないうちに身につける隠れたカリキュラム

「ネットがあれば学校はいらない」という話は,私自身半分は同意するものの,完全には同意できない部分もあります。 その理由のひとつは,教育には可視化できない部分が少なくないからです。教える内容は,完全に文字に置き換えることはできないのです。 先日,この本を読んでいた時にもそういったことを思いました。ニスベット先生の著者「世界で最も美しい問題解決法 ―賢く生きるための行動経済学、正しく判断するための統計学―」です。 この本は面白くてためになるネタの宝庫という感じなのですが,

面白い方法に惹かれる

何気なくあれこれと論文を眺めていて,「おっ!」と注意を引かれるひとつの要因は,面白い方法を使った論文を見かけた時です。 でもそれは,他の研究者にとっても「面白い」とは限りません。たとえばそれは,他の研究分野であれば当たり前の方法であるかもしれないからです。 面白いとはその方法が面白いと思える条件にはどういうことがあるのでしょうか。ひとつは,自分の研究分野ではあまり使われていない方法であることです。やはり,自分にとっての目新しさがひとつの条件になると言えるのではないでしょう

不定期メモ 2019.2.20/マッドマックス

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満月にはいつもと違う何かが起こる?

冬は空も澄んでいて雲も少なく,月がとてもきれいに見えます。たまにスーパームーンの日もありますよね。皆さんは夜空を見上げましたか? 以前見ることができたスーパームーンですが,気づくとまたやってきます。こんなに来るもの?と,つい思ってしまいますよね。 こちらは2019年1月の記事です。 月の不思議月についてはいくつか不思議なことがあります。 たとえば,公転周期と自転周期が一致していていつも同じ側を地球に向けながら地球の周りを回っているのも不思議です。ただ,これは木星の衛星

当てているモノサシの種類に気づくこと

私たちはものごとを見る時に,何かの「モノサシ」を当てて見てしまうことがあります。そして,自分でもそのモノサシを当てながらモノを見ていることにあまり気づいていないようです。 たとえば,「この生徒は賢い」ということを発言することを考えてみましょう。この発言をするということは,この人は生徒を見る時に「賢さ」というモノサシを当てていることを表しています。 「この食べ物は好きではない」という発言をするということは,この人が食べ物を「好きかどうか」というモノサシを当てながら考えている

「社会に貢献できる人になりたい」

将来,どのような人になりたいかと聞かれて「社会に貢献できる人になりたい」と答えることはよくありそうです。今回は,その背景にあることをあれこれと考えてみようと思います。 ちなみに,いくつあるのかは調べていませんが,大学の教育目標のなかに「社会に貢献できる人材の育成」ということばが入っているところは,結構多いのではないかと予想しています。検索すると,名の知れた大学でも,そのような目標を示しているところは多いようです。社会に貢献するというのは,ひとつの大きな教育上の目標になってい

コンタクトレンズの思い出

今日の記事は,自分自身のちょっと怖い体験談です。 「コンタクトレンズ・ホラー:寝るときに外さないとこうなっちゃうかも」という記事を見つけました。 記事では,コンタクトレンズをつけっぱなしにすることで色々な問題が出たケースが報告されています。 水道水が汚染されていて,コンタクトレンズからアメーバが感染して6ヶ月に渡って消毒点眼薬をすなければならなかったとか,2週間もソフトレンズを装着しっぱなしで角膜が損傷していて角膜移植を余儀なくされたとか,眼球が破裂して穴が空いたとか,