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日々是好日・心理学ノート

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2019年1月の記事一覧

2019年1月(7ヶ月目)のまとめ

年が明けて2019年最初のアクセス数の報告となりました。昨年7月から記事の投稿を始めて,7ヵ月目が過ぎたことになります。 今月も月末になりましたので,アクセスが多かった記事や全体のアクセス数,そして売上と今後の方向性について書いてみたいと思います。 アクセス数グラフ先月と同じように,グラフを描いてみたいと思います。月のグラフはその月の活発さ,全期間のグラフはサイト全体の成長の様子を表します。 今月のアクセス数を記事ごとに多い順に並べたグラフは次の通りです。 2本ほど突

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不定期メモ 2019.1.30/異性にモテたいならニンジンを食べたほうがいい?ミカンじゃダメ?

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ヨーロッパにいったときにホテルの浴室で抱く印象と『不潔の歴史』

先日,自分の靴下のニオイを嗅ぐのがクセになってしまい,おそらくそこから肺が真菌に感染して入院してしまった,という事例がニュースになっていました。 不潔の歴史こういう話を聞くと思い出すのは,私がこれまで読んだ本の中でもとても気に入っている本のひとつ,『図説 不潔の歴史』です。 どうして気に入っているかというと,この本に書かれていることが,自分があれこれともっているいろいろな断片化した知識を,互いにつなぎ合わせてくれるような知識を教えてくれたからです。 それはとても簡単な知

レポートを書くときに注意したい表現:「多い・少ない」と「似ている」

文章の書き方というのは、なかなかしっかりと教わる機会がないものなのかもしれません。大学に入るとアカデミックライティングの授業があるところも多そうです。でも、そこで四苦八苦する学生もいるようです。 文章に関するテキストにも色々なものがありますが、まず読んで理解しておいた方が良いのではないかと思う1冊を挙げると、福澤先生の『議論のレッスン』です。 この本を読むと、何かを述べるということはあることから別のことへの飛躍であり、そのジャンプを補強するために証拠を示すことが効果的なの

暴力の種類と減少

以前,帰宅のために電車に乗っていて,降りる駅に止まるあたりで突然ガタッという大きな音がしました。「誰か体調を悪くして倒れたのかな」と思ったのですが,そちらを振り向くと何かのトラブルでしょうか,胸ぐらをつかむ若い男性と,その男性に対して謝っているもうひとりの男性の姿が目に入ってきました。その場は収まりそうに見えたことと降りる駅だったこともあり,電車を後にしました。 暴力は犯罪です駅でよく見かけるのが,「その暴力,犯罪です」のポスターです。 年末になると忘年会も増え,夜になる

マインドセットは本当に学業成績を向上させるのか

「マインドセット」という言葉を知っているでしょうか。この言葉も,すでに広く普及していて,すっかり定着した感じがします。 この研究で知られる,心理学者ドゥエックによる本も出版されています。 こちこちとしなやかこれは,能力をどのように考えているかという話です。心理学の研究では「知能観」という言葉が使われることもあります。 知能などの能力を, ◎なかなか変化しないコントロールできないもの=固定的知能観 ◎変化可能でコントロールできるもの=増加的(可変的)知能観 のどちらで捉え

2019.1.27/大学入試偏差値ランキングの作り方

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青年は眠たく中年は朝が早い

思春期には眠たくなるものだ,という話もだんだんと世の中に知られるようになってきているようです。どうして中高生の頃はあんなに眠いのか。自分の子どもを見ていても,年齢が上がるとどんどん夜方向に睡眠パターンがシフトしていく様子がわかります。 早起きは難しいアメリカ小児科学会は,思春期には「23時前に寝て朝8時前に目覚めるのは難しい」という声明を出したとか。中学生高校生には嬉しい提言かもしれませんが,授業時間を後ろにスライドさせると夜寝る時間がさらにそれに合わせてスライドしていかな

不定期メモ 2019.1.25/武器作りを競う番組

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「何をするか?」ではなく「どこに入るか?」になりがちという話

小学生に「将来何になりたい?」と聞くと,「サッカー選手!」「お菓子屋さん!」「野球選手!」「先生!」「研究者!!!」と,いろいろな職業が挙がります。 そして,小学校を卒業し,高校を卒業し,大学を卒業する頃になると,なぜか職業の名前で職業を語る人の割合が減っていくように思います。 質問は「どこの会社に入る?」になり,回答は 「ANA!」「三菱UFJ銀行!」「伊藤忠商事!」などなど,あるいは「公務員!」になっていくのです。 どこで?この調査でも「何をする?」ではなく「どこで

雑誌『児童心理』休刊ということで掲載させていただいた記事のまとめ

金子書房さんのツイートで,雑誌『児童心理』が休刊となることを知りました。 こちらがサイト上のお知らせです。2019年3月号(2019年2月12日発売,73巻3号)で休刊となるそうです。 児童心理は1947年創刊,2015年には1000号を発行した,長期間続く雑誌のひとつです。 私もいくつか児童心理に記事を書かせていただきました。それを振り返ってみたいと思います。 児童心理の記事は,仮タイトルがつけられた状態で依頼されます。おおよそこういった内容で書いてくださいという依

不定期メモ 2019.1.23/社会の役にたつ人

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Post hoc, ergo propter hoc.「これがあったからこうなるのです」

前の時間に起きたことは,後ろに起きることに影響していると考えがちです。 “Post hoc, ergo propter hoc.”というのは,「このあとに,従って,これゆえに」というラテン語ですが,最初の出来事はこの次の出来事の原因だと考えることを指します。 雨乞いたとえば,雨乞いの儀式について考えてみましょう。 雨乞いといえば,なぜかマンガ日本昔ばなしの「河童の雨ごい」という話を思い出してしまいます。暴れまわっていたカッパが改心して,日照りが続く村で何日も飲まず食わずで

不定期メモ 2019.1.22/連続200日目

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