【歌詞解説】kZm - TEENAGE VIBE (feat. Tohji)[prod by Chaki Zulu]

『GOKU VIBES』などの解説などが、思ったよりも反響あったので、少し前の作品ですが考察してみようと思います。

[Chorus: kZm]

Teenage vibe ずっと持ってる
Do it, Let’s do it
Yeah 俺らもいつか星になってく

いつか星（スター）になっていくだろうという意味と星になる（死ぬ）という意味がかけられていると思われる。

知らね I don’t care
Yeah we got a new wave
まじくだらねえ
ビルの上 高く飛べる
Teenage vibe ずっと持ってる
Do it, Let’s do it

[Verse 1: kZm]

超高速道路にのった Whip

Whipとは『車』という意味のスラング

この存在意義をはったギャンブル
大事なもんはもった全部
この人生 週間少年ジャンプ

週刊少年ジャンプの漫画のように波乱万丈な人生であるという意味と、今回の『DISTORTION』にも参加した野田洋次郎氏の所属するRADWIMPSの楽曲”週刊少年ジャンプ”にもかけられていると思われる。

待ってたぜ Tohji
Yay 俺らに Wing
この空から雑魚どもに落とすカミナリ
満身創痍 But やめない
死んでも青春は殺せない

[Chorus: kZm]

[Verse 2: Tohji]

道玄坂 Yeah ママシタ 濡れて湿る下
見せない俺にしか くるる I’m fucking チーター

ママシタとは、スペイン語で『可愛い女の子』という意味であり、”濡れて湿る下”は、女の子のモノが濡れているという意味と道玄坂の地面が雨などで湿っているという意味。
恐らく『壗下(まました)』という漢字もかけられている。『壗』とは傾斜のある土地という意味であり、道玄坂の下という意味であると思われる。

彼女が自分にしか見せない所もあり、猫が『くるる』と鳴いて懐いてくるように彼女と戯れあっている。その2人で戯れてる姿がチーター（猫科）になったみたいだという意味。

KZm call prr チャリ 転がす 走る 漕ぐ
Lights up されて漕ぐ Yeah I’m fucking チーター

kZmからcall(電話)があって、自転車に乗って駆けつけた。これは、kZmの楽曲に呼ばれて駆けつけた(featした)ということの例えである。
“Lights up”つまりみんながTohji注目しており、その自分の勢いをチーターの速さに例えている。

そして、kZmは車に例えているのに対して、tohjiは自転車に例えており、乗り物で繋げている。

1Shot ブザービーター 突き刺したスティンガー

ブザービーターとは、バスケットなどで試合終了のブザーと同時にシュートが入る事である。これはkZmがバスケをやっていた事からもきている。

スティンガーとは突き刺さるという事であるが、海外の『ハニースティンガー』というお菓子にもかけられている可能性もある。これは、後半のリリックでもシュートがお菓子で例えられている為である。

ピカって光るスタンガンを Zzzz!!! Like Godzilla!

映画『ゴジラ』では、度々雷が登場する。
スタンガンがまるで雷みたいであり、ゴジラみたいだということ。
Tohjiの初楽曲も『I’m a godzilla duh』という曲である。

代々公の上 陽が照ったサンサンとバイオ

視線が変わり、代々木公園の上から見ると、陽が燦々と照って、バイオ（生物）を一望しているという状況。

マジェスティ乗る俺らを Lights up feel I’m fucking hero

マジェスティとは、YAMAHA社のバイクの事。
バイクに乗って注目される俺はheroになったみたいだ、ここでいうheroとは仮面ライダーの事だと思われる。

うぜえやつも快晴の今日だったら Peace!! yo

いい天気で最高の気分だから、うざいヤツも今日は気にならずにPeaceだという事。

俺がピーターならおまえはティンク Oh ぶらぶらで走る俺らクライドボニーと

ピーターパンとティンカーベルの様に2人は息が合うという事とティンクOh(チンコ)ぶらぶらという下ネタも絡めている。
ここでなぜピーターパンが出てくるのかというのは、ピーターが永遠の12歳である事と曲名のTEENAGEを掛けている。
そして、ぶらぶら揺れながら走っている俺らは、『ボニーとクライド』みたいだという事。

*『ボニーとクライド』とは、かつてアメリカで銀行強盗や殺人を繰り返したカップルの事である。

振り切ったフィーゴ 逆サイにフィード
翼 うける右インステップでスティッコ

フィーゴとは、サッカー選手『ルイスフィーゴ』の事である。フィーゴがドリブルで振り切り、逆サイドにフィードを蹴り、それを翼(漫画:キャプテン翼の主人公)が受け、右インステップでシュート。ここでいうスティッコとは、海外のお菓子“Sticko”の事であり、そのスティック状の形をシュートに例えていると思われる。

*漫画キャプテン翼にてルイスフィーゴをモデルにした『ファーゴ』という選手が存在することからきている。

2020 Feelin' good
背負って立つ

[Chorus: kZm]

フロウもリリックもTohjiらしさ全開の曲でしたね。何となく頭では理解してるんすけど、言語化が凄く難しかったです。

kZmの安定感も凄いです。久々にガソリンも撒いて欲しいですね。笑

Tohji自身がリリックを解説している動画もTwitterにあげているので、是非チェックしてみてください。

kZm - TEENAGE VIBE feat. Tohji
MV out nowhttps://t.co/5qzUdt6YNr
genius: pic.twitter.com/lsor8uia9q

— Tohji (@_tohji_) April 22, 2020

*間違っている部分など、ご指摘などございましたらコメントください。