足の指にも表情がある
「怒る、笑う、泣く、喜ぶ、驚く、無表情」
顔には沢山の表情があるように、足の指にも表情があります。
とはいっても「足を見て感情が読み取れる」というわけではなく、動作によって指の状態が変わる。ということです。
※意識的に「形を作る」のではなく自然にその形になることを書きたいので、あえて「表情」にしました。
普段あまり気にしていない足の指。「その時その時に応じた「足の指」になっているか」もし興味を持っていただけたら、チェックしてみてください。
足指の表情
踏ん張り指
押され時に倒れないようにする。
身を屈めて様子を伺う。
その場に踏みとどまる。
(例)
電車に立って乗っていて揺れて倒れそうになった時に反射的に指がこの形になっているか。
ニュートラルな指
「寝てる」「立っている」「座っている」など動作をしていない時は、5本の指が緩やかに脱力している。
(例)
デスクワーク時、机の下の足の指はこの状態になっているか。
動き指
「歩く」「走る」「ジャンプ」の形。
スポーツなどで「急に止まる」時は「踏ん張り足」になる。
バネのように使うで
「地面の反映される」
「衝撃が分散され体に残りにくい(疲労が溜まりにくくなる)」
(例)
歩行時、挙がっている方の足がこの状態になっているか。
※常に指を反らした状態でかたまっているのが「浮指(ハンマートゥ)」
※地面を蹴って歩くのは「踏ん張り指」になる為「アクセルを踏みながらブレーキをかけて歩く」ことになります。
「指の表情」のまとめ
どの状態にもいえることですか、全ての指が同一方向に動きます。
踏ん張り指→指を曲げる(全部曲がる)
ニュートラル指→指に力みがない(全部真っ直ぐ)
動き指→指が反っている(全部反っている)
といったようにです。
例えば...
「踏ん張っているのに親指だけ浮いてしまう」
「ニュートラルな状態なのに指の腹が浮いているor地面を握っている指がある」
「歩いている時親指だけ地面を握っている(これが良いと思っている方も多いです)」
「片方の足が反っていて、もう片方が握っている」
といった場合は、足の指がぎこちない表情になっているということになります。
また「力のベクトル」と関係してくるので、そのことと「足の診方」を書き、最後に「表情と形について」をまとめとして書きたいと思います。
力みと脱力のベクトル
足には5本の指があり、その1本1本の状態も関係してくるので更にチェックしてみてください。
上の写真はニュートラルな状態です。
青の矢印方向に脱力ができていることが望ましいです。
「踏ん張り指」も矢印方向のベクトルで、地面を力みで握り込む。のではなく、体重がかかった延長で地面を自然に掴んでいることが望ましいです。
「動き指」も同じベクトルで、ジャンプしようとした瞬間の足が目安になります。
足指の診方
浮指はないが
•力み指(赤)
•緩み指(青)
•癒着が原因で捩れ指(赤)
がある
※緩みは体の外側に、力みは体の内側に、ベクトルがかかります。
この指の中で良い状態は
•左の示指(人差し指)
•右の母指
このブログの内容は「指標」
として頭の片隅に
置いておく程度に
このブログで足の指の「表情」としたのは「形=意識してつくる」になるので「自然にできる様」として「表情」しました。
腰痛の人が整体に行って言わる指導で「重いもの持つ時は腰を落として全身(足を使って)持ち上げましょう」という指導があります。
この場合で1番目に目つくのが「膝」で「伸びているか」「曲がっているか」の2つの表情があります。
これを意識的に曲げて持つようするのが「形」で、曲げた状態を自然にとれるのが「表情」
「笑顔をしていれば楽しくなる」という原理で「形」を意識的にやっていれば段々とそれができる体になる訳ですが、「この形になれない」場合の人はこの形をとれる柔軟性を取り戻すことが必要です。
足の指ももそうで、この形がパッとできない方が無理してやろうとすると足を攣らせてしまう危険性があります。まずは柔軟性を取り戻すことを優先してください。
そして形を頭にいれておいて動くようになってきたら「できているかな」とたまに足の表情を覗いてあげる程度にこのブログ内容をお使いいただけたら、と思います。(頭から遠い足は忘れられがちになる)
※意識強くその形を取ろうとすることは良くないです。体重が掛かったたり、動きの延長線上で足指は変化するのでこの三つの表情は指標としていただけたらと思います。
---足部には沢山の骨があるので「かなり硬いな」という方はプロのケアをお勧めします---
足の骨を書いたブログ