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「BC4L」の振り返り〜追加施策と当日の盛り上がりの話

先日、7/8(土)に幡ヶ谷forestlimitにてBC4Lが開催されました。
3月初旬からRYECROFTさんと共に企画を練り続けた甲斐あって、最高の出演者と来場者でとても高品質で一体感のあるイベントになったと思う。
いくつか反省点はあるものの、ここから始まるBC4Lの1ページ目としては良い形でお披露目ができた。

前回のnoteでは企画の立ち上げから告知に至るまでの経緯をまとめたが、今回は告知後や当日の施策、そして当日の様子について書いていこうと思う。


告知とプロモーション

せっかくやるなら沢山の人に来てもらいたいじゃん

ライブイベントの集客方法に関しては、チケットノルマや主催者/出演者のSNSのアクションの良し悪しなど、誰の責任だみたいな耳の痛い話もよく話題になりますが…当たり前だけど、沢山のお客さんに来てもらいたいし、広く知って欲しかったので、通常のSNSでの告知とは別にいくつか手を打った。まぁ、noteもその一環ではありますね。

告知動画

前回のnoteでも1つ紹介をしたが、今回Brutal&comfortableのテーマに沿って2種類の動画と楽曲の作成をした。
イベントの雰囲気や力の入れ具合をシェアする事が出来たと思うし、あとに書くプロモーションの素材としても使う事が出来、SNSでの告知のインパクトもありなかなか使い勝手はよかった。

1つ目はフライヤーのデザインを作る過程をタイムラプスで表現した動画と、Brutal色強めのエクスペリメンタルな曲。僕が作ったものにRYECROFTさんがギターを入れて形となった。

2つ目はcomfortable色を強めたもの。出演者の方々や僕らで動画や写真を集めてRYECROFTさんが動画を作成してくれた。曲は僕が作ったものに少しテコ入れしてもらった感じで、耳障りの良いシンセにノイズを織り交ぜたもの。

プレスリリース

昨年ぐらいからアルバムのリリース時はプレスリリースを出す事にしている。良い情報があればメディアは勝手に掲載してくれるだろうと思っていたが、実際はそう簡単な話ではなく情報の正確性の観点とかでプレスリリースは必要ということをとあるメディアの担当者の方に教えて頂いた。連絡先とフォーマットもある程度揃えているので、今回もいくつかのメディアに連絡させていただき掲載して頂いた。

掲載されることで直接的な集客が出来たかでいうとそう簡単な話ではないが、イベント自体の認知や盛り上がり、出演者のモチベーションアップには寄与したと思う。SNSでの告知もフライヤーやタイムテーブルを何度も伝えるよりは、情報に変化があった方が見ている方も受け入れやすいのでは。
掲載頂いたメディアの方々には感謝です。

Web広告

僕もRYECROFTさんも広告を少しかじってる人間なので、今回はInstagramのADを少し回してみた。Web広告はターゲティングが出来ることと、リアルタイムでレポートがみれる事が肝。ライブイベントなので地域のターゲティングを行い、音楽やファッション関連のターゲティングをいくつか入れて、前述した動画素材を使って掲載を行なった。
クリック自体は比較的良い反応だったが、チケット予約はあまりコスパが良くなかった。普段リーチできない層に認知を広げる手段としては良いが、1つのイベントの予算感で十分な効果を出すにはもう一工夫必要そう。ここは次回に向けて要検討ですね。

当日の施策

ちょうど良い大きさと質感で気に入ってる

チェキで作ったタイムテーブル

タイムテーブルを当日まで非公開にして、当日何かしらの形で配る事は決めていたんだけど、ふと思いついたのがチェキでプリントするという事。
私用でinstax mini Evoを買おうと思っていたので、これを機に購入してデザインを進めた。チェキといっても撮影したものではなく、デザインデータを転送して印刷を行う形。
サイズ感もちょうど良く、チケットの代わりにも記念にもなるのでいいアイデアだったと思う。

BGMプレイリスト

タイムテーブルの右上のQRはなんぞやと思った人もいるかもしれないが、今回Brutal&comfortableのテーマに沿ったBGMをSpotifyでプレイリスト化して会場で流した。そのプレイリストのリンクがこのQR。
ただ、1つ問題だったのがforestlimitのSpotifyが無料版で広告が都度流れてしまった事。これは想定できていなかった…
結構議論して作ったプレイリストなので是非聴いていただきたい。

当日の様子

18時オープン、18時半スタートという形で始まった当日。予約フォームを作り事前に予約を頂いていたことや、タイムテーブルを敢えて当日まで非公開にしていた事もあってオープン当初から続々と来場頂けた。
大きな箱ではないが、会場を満たす熱気と期待の目の中、yuriko imaokaさんのライブがスタート。
ここからは僕の個人的な感想メインで出演者の方々のアクトを紹介します。

yuriko imaoka

Brutal & comfortableのどちらかというとcomfortable寄りのイメージでオファーさせて頂いたimaokaさん。sp404でのインダストリアルな音やボイスサンプル、midi keyでメロディを弾きながら空間的で透明感のあるボーカルも織り交ぜて素晴らしいライブだった。繊細で冷んやりした音像の中にも激しさも垣間見れる音作りはとても惹かれました。

SSAADN

トリッキーなトラックとラップ。一人でライブするのは久々との事でしたが、徐々に勢いを増し高まっていく様子が声からも伝わってくる生々しいライブだった。RYECROFTさんと制作した楽曲も披露し、会場のテンションもかなりあがった。

MON/KU

ボーカルメインかと思いきや、DFAMも使ったアナログとデジタル、エクスペリメンタルと上質なR&Bが混じり合う素晴らしいアクトでした。
とにかくメロディが良い。hidekimasudaさんの織り成すVJとも抜群の相性で素晴らしい空間が出来上がった。

RYECROFT

octatrack, OP-1, Lyra-8などハード機材をがっつり投入したライブで見た目のインパクトも楽曲も素晴らしかった。この日一番の盛り上がりだったのでは。同じoctatrack使いとして、ここでこう使うのかって瞬間もありとても勉強にもなった。

at her open door

僕です。pulsar-23とoctatrackを中心にアップテンポで攻撃的な仕上がりになったと思う。ライブ初披露の曲も2つほどやって良い反応を頂けたので満足。

Taro Aiko

大トリのTaroさん、圧巻だった。当日の様子を見てどのようなライブにするか考えているとの事だったけど、個人的にくらったのはノイズの使い方と音のレベルの高さ。僕はノイズを取り入れ始めて1年ぐらいだけど、突き詰めている人はやはりレベルが違うなと思い知らされた。会場の熱気も最高潮に達した。

BC4L第一弾を終えて

色々仕込んで強い想いで作り上げたイベントだし、想像通り素晴らしいライブと映像、そして多くの来場者の皆さんと最高の時間を過ごすことができた。必ず打ち上げはやろうと決めていたので、この後なかなか深い時間まで飲みました。とにかくめちゃくちゃ楽しかった!
マシンライブや特定のジャンルで固めた形にはしたくなかったから、色んなアーティストの方々に出演頂いたけど、そのバランスやコンセプトの統一感は評価の言葉を頂けたし、成立するものだと改めて感じた。
まだまだ試行錯誤の連続だけど、もっと多くの人に知って頂き、素晴らしいアーティストの方々とも繋がっていきたいと思う。
Brutal & comfortableのコンセプトのもと第2弾の計画も進めていくので期待していてください!

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