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物語が織りなす優しく輝く贈りもの

久しぶりに手にとった絵本がある。

本当のひさしぶり。

きっかけとなったのは、A.C.T.Y plains GINZAさんの記事との出会い。

今年最初に買ったものと何かが私の中でリンクした。

手にとった絵本、それは、

オスカー・ワイルド著の「幸福の王子」



A.C.T.Y plains GINZAさんはジュエリーコ-ディネーターをされています。


「幸福の王子」

お話は、この物語をモチ-フにした指輪を創って欲しいとのお客様からの依頼から始まります。

ジュェリー職人のarihiro tamuraさんの作品の制作工程が写真と共に、
A.C.T.Y plains GINZAさんのジュェリーへの情熱が語られています。

記事を読み終えて、本棚から「幸福の王子」を取り出した。

今日は日曜日。

寮から戻って家に帰ってきた娘がいる。

娘はもうすぐ14歳。

読み聞かせなんて、もうとっくにしなくなって、というよりも最近はお年頃なのか、娘とのコミュニケーションもデリケートになってきている。

でも、この絵本、急に読んでみたくなった。娘に聴いてほしい。

「えぇ-、もう知ってるよぉ、この話」と嫌がる娘を説き伏せて読み始める。

声が少し震える。

読み始めてすぐに、胸のあたりが熱くなる。



そう、娘が生まれてからずっと長い間、絵本の読み聞かせをしてきた。

フランスの小さな村に住む私は、たったひとりの日本人。

当時、いや現在も、家にテレビはなく、今のようにyoutubeもなかった時代。

言葉を伝えていくのは自分の使命のように思われた。

絵本の世界で暮らしていた娘と私。

いったい何冊読み聞かせたのだろう。

本棚にある本を数えることはできるけれど、回数までは数えられない。

「もう一回、も-いっかい」と

せがまれれば、断ることなく同じ本を何度でも読んだ。

20回、25回…。

娘は本が気に入ると、読み終わった途端に、「も-いっかい」攻撃をしてきた。

そんな時間が、あの頃の私の喜び、楽しさだった。

私達の時間。私達の物語。


もうすぐ14歳になる貴方へ贈りたいもの。

それは、ジュェリー。

高価なものではないけれど、想いを込めて贈りたい。

ティァ-ドロップ、涙の形のネックレス。


嬉し涙

感動の涙

悲しい時、辛い時の涙も自分の中に閉じ込めず、思いっきり涙を流せる人になってほしい。

ほんとうは いつも笑顔の貴方が好きだけど。


*


今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
感謝です。


太古の昔からジュェリーの存在があるのは、原石の魅力はもちろんのこと、それを創り出す職人さん、魅力を伝えるコ-ディネーターさんのお力があってのことと思います。

そして、ジュェリ-とは、愛する誰かに想いを込めて、また大切な自分へ素敵な贈り物。

私の物語に大切な記事をお貸しくださったA.C.T.Y plains GINZAさんに感謝いたします。ありがとうございました。


あとりえ・あっしゅ










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