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1年越しの自分への手紙 From Bali

こんにちは。Atcoach(あつこーち)です。ライフ&キャリアコーチをしています。コーチ以外にも、エサレンマッサージプラクティショナーとしての活動も行っています。

一年前にバリで学んだエサレンマッサージのトレーニング最終日に自分宛に書いた手紙が今日国際便で届きました。手紙を読んた今、このnoteを書いています。

1.エサレン研究所の設立

手紙の話の前に、そもそもエサレンマッサージをお話しするには、エサレン研究所についてご説明する必要があります。エサレン研究所は、1962年にアメリカのカルフォルニア州で、リチャード・プライスとマイケル・マーフィーという当時30歳になったばかりの2人の若者によって作られました。当時の2人の共通認識は以下のようなものでした。

西洋文明は行き詰まっている。この行き詰まりを打ち破るには、東洋の哲学や身体技法を西洋文明に融合させるようなアプローチや研究が必要だ

当時インド思想を熱心に学んでいたマイケルと、ベトナム戦争から帰還したものの精神的なダメージを受けていたリチャードが、「自分の居場所、ありのままので居られる場所を求めて」作ったのが、エサレン研究所です。

設立されたばかりのエサレン研究所では、禅の講師だったアラン・ワッツのセミナーが最初に開催されました。禅のだけでなく、当時トレンドになっていたゲシュタルト療法などの心理療法や身体技法の新しいメソッドを紹介し、融合させる場所として、さまざまなワークショップを提供するようになりました。

当時は、週末にサンフランシスコからやって来て、新しい考え方や文化や身体技法を学ぶ。そして、温泉につかり身体をあたため、全身のオイルトリートメントを受ける。そんな新しいスタイルがトレンドになりました。

2.エサレンマッサージの特徴

エサレンマッサージをエサレンマッサージ足らしめる一番の特徴がロングストロークです。

ロングストロークとは全身を対象に、連続する長いストローク(軽擦法)を行う方法です。足のつま先から頭まで全身をひとつのストロークでまとめる方法は全身の一体感を目覚めさせ、からだはひとつであるという感覚を与えます。この感覚は、わたしはひとつという心的統合にも繋がっていきます。

エサレン研究所はカルフォルニアの海岸線に立地しており、波の音を聞きながらマッサージを行うため、ロングストロークの中にも波のリズムが自然と入ってきます。クライアントの身体を通じ、微細な波、ダイナミックな波、軽やかな波、大きな波が繰り返され、全身を統合していきます。この寄せては返る波のリズムもまたエサレンマッサージの特徴です。

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↑写真は、エサレン研究所のあるカルフォルニア州のビック・サーの海岸。研究所がある敷地には、ネイティブアメリカンの一族エスリィーン族のお墓の遺跡があったことから、「エサレン」という名前が付けられました。

3.99の行けない理由と1の純粋意欲

さて、そんな私とエサレンマッサージの出会いは4年前に遡ります。元々、月に2、3回はマッサージに行き、海外旅行では、ホテルのスパも現地の人が行くマッサージ店も手当たり次第行く位に大のマッサージ好き。家族にも小さい頃から見よう見まねで、マッサージをしていて、喜ばれることがとても嬉しかったです。

当時、偶々目にした文章の中に、エサレンマッサージの事が書かれていました。その文章をはじめて読んだ時、衝撃が走りました。

何だか分からないけど、気になる。
ものすごぉーーーく気になる。

という状態。そして、その世界観が、なんて、なんて美しいのだろう!と、自分が響いていることを全身で感じました。それから、エサレンの事を色々調べ、マッサージも様々受けに行き、日本での講習会に複数参加もしました。そして、やればやるほど、どんどん魅了されていく。今までに無いわくわく感を確かに感じました。

ああ、もっと勉強したい!プラクティショナーになりたい!と思いつつ、当時、私の中には、沢山の止めるもの(コーチングでは、サボタージュと言います※)が渦を巻いていました。

会社辞めて、その年でマッサージ師になるの?
家族や周りはどんな反応するの?
お金そんなに使って大丈夫なの?

※サボタージュ・・・自分自身の行動を止めるような制限的な思考や感情

私が直感で行きたいと決めていたトレーニングは、年に一回バリで丸々1ヶ月間行われるものでした。行きたいと思っていながら、このサボタージュの声が強く、2回(2年)見送りをしました。その期間、私は何回もこのエサレンマッサージをテーマにコーチングを受けました。そして、出る答えはいつも一緒だったのです。

答えは自分自身の中にある。

本当にそうだなって思います。

この2年間は、クライアントだけでなく、コーチとしての学びも同時に深めている時期でもありました。コーチ養成機関(CTI)の応用コースの最後のコース最終日。全員の前で、私は宣言しました。

99の行かない/行けない理由があるけれど、
私はどうしてもやりたい1を選択します

言いながら、足がガクガク震えました。
それから1ヶ月後。私の手元には、バリ行きの航空券がありました。

4.一年後に届いた自分宛の手紙

バリでの1ヶ月間は、想像以上に素晴らしいものでした。1ヶ月のトレーニングは、マッサージについてのトレーニングはもちろんありましたが、同じかそれ以上に、

自分の内面やあり方を見つめることが大切に扱われました。コーチングのトレーニングを受けているのかマッサージのトレーニングを受けているのか途中から本当に分からなくなる位、私には親和性の塊のような内容でした。(詳細はまた別の機会に!)

最終回、1年後の自分宛に手紙を書くことが、最後のワークでした。そして、その手紙が今日届いたのです。全く自分が何を書いたか覚えていなかったので、少しドキドキしながら読み始めたのですが、読み進めながら、自然と涙が溢れ出ました。

ああ、行けてよかったな。私、確実にあそこに居たんだな。そんなことを今噛み締めています。原文のまま載せてみようと思います。

今日は2020年2月28日です。今日は、バリ島の
Mimpiでのエサレントレーニングに最終日です。この1ヶ月間は、本格的なはじめてのマッサージ、ボディーワークを学ぶ最高の日々でした。昨日は、オイルまみれの体を塩スクラブで洗って、みんなで温泉に入ったよ。色んな感情が、私の中で起こり、消え、また現れて、沢山の感情と共にいる事が出来ました。今まで手放すの意味が分からなかったけれど、”許す”、これが大切だと思う。
ピンク色の海、わたしの中にある平穏、あたたかさ。それをこれから大切にしていきます。自分を愛して、抱きしめて、そしたら人にもやさしくなれる。そんなことをバリで気づかせて貰いました。本当の意味で。
大丈夫。ありがとう。未来のあなたが私をここに連れて来てくれたと思っています。ずっと共に。みんな、愛しているよ。

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是非、今あなたがどうしても挑戦したいと思う事があったら、その純粋意欲を尊重して、一歩踏み出してみて下さい。踏み出したら、きっと、どんどん世界が広がっていくと思います。

《最後に…》

私は、コーチングでこの様な方(↓)の伴走がしたいです。ぜひ、ピンと来た方はtwitterのDMでご連絡下さいね。
https://twitter.com/KondoAtsuko
まずは体験セッションをご一緒させて下さい。

◎周囲や自分自身にも繊細で、生きにくさを感じている方
◎ご自身をHSPだと感じている方
◎生きる喜びを感じ、それを体現したいと思っている方
◎本気でわくわくした人生を送りたいと願っている方

最後まで読んでくれて有難うございました!

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