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育休取得者側とその業務をカバーした側の意見交換会で見えた本音

こんにちは、atama plus PRチームの原田です。
8月に入社して、はや1か月。スタートアップならではのスピード感やatama plus独自のカルチャーには驚かされることばかりです。
最近特に驚いたのが、park内でゲームをする子どもがいたこと。
(atama plusではオフィスをparkと呼んでいます)

park内でゲームをする子ども

atama plusではミッション実現に向けて各自が自律的に働くというカルチャーのもと、柔軟な働き方が可能となっているので、子どもを同伴して出勤するメンバーも多く、このような光景はよくあることだとか。
そんな育児と仕事をうまく両立している人の多いatama plusですが、スタートアップにも関わらずある数値が高いことに衝撃を受けました。

それは、”育休取得率”です。

直近1年の育休取得率は約92%(男性約88%、女性100%)
男性に限ってみると、厚生労働省が発表した2021年度の男性の育休取得率13.97%と比較しても相当高い取得率であることがわかります。
(前職の時ですが、私も3か月間の育休を取得しています)

そんな中、労務チーム主催で、育休取得者と育休取得者の業務をカバーした人双方による意見交換会が行われましたので、私、原田も参加してきました。

実施の目的

今回の意見交換会は、育休に限らず介護休や傷病によるものも含めた休職について組織として理解を深め、学びを得ることを目的に実施し、育休取得者から6名、育休カバー経験者からは5名が参加。4回に分けて実施し、オンラインホワイトボードを使って様々な意見が交わされました。こういった取り組みは初の試みでしたが、笑いあり、感動あり、真剣な話もありで、私にとっても学びの多いイベントでした。

育休取得者側の意見

意見交換会の様子

育休取得者からは、男性3名、女性3名の計6名が参加。取得時に不安だったことやハードルに感じたことはありますかという質問については、『周囲の人が取っているので取りやすかったし、相談もしやすかった』『日頃からチーム内外問わずMTGやコミュニケーション施策が多めで、信頼関係が構築できていたことが取りやすさにつながった』

などと、atama plusが日頃から力を入れている相互理解を深めるための施策が、結果的に育休取得のしやすさに繋がっていたことがわかる発言があった一方で、

『取ることに関して抵抗はないが、ベストな取得期間がわからなかった』

『スピード感があり日々変化を続けるスタートアップで休職を取ってしまうと、業務についていけなくなるのではないか不安だった』

『育休の制度や産後やるべきことについて私自身は理解できたが、それを夫に共有するのが難しかった』

といった意見もありました。

また復帰時に不安は感じなかったかという質問については、

『重要な会議が遅い時間に設定されることがないようチームが配慮してくれるので、子育てと両立しやすくて安心』

『フルフレックスなので融通が利くため、復職後も仕事と家庭のバランスは取れている』

『会議の動画や資料などのアーカイブが豊富で、任意ではあるが休職中に会社の情報をキャッチアップできたので、ブランクを感じずに復帰することができて本当に助かった』

など、会社が提供するツールや制度面に加えて、会議の録画配信や会議のスケジューリングへの配慮など、運用面に対してもポジティブな意見が多く聞かれました。

育休取得者の業務をカバーする側の意見

カバーする側の意見が貼られたオンラインホワイトボード

休職のカバー経験者からは、男性4名、女性1名の、計5名が参加。
同僚が休職をすると聞いたとき、どう感じましたか?という質問については、
『率直におめでとうと思いました!』と答える方が多く、育休取得者に対しては温かい思いを持ちつつも、入社してすぐに引継ぎが発生したため『業務をちゃんと引き継げるか不安だった』といった意見もあり、業務への不安を抱えた状態でカバーに入る人が多くいることがわかりました。

また、事前に想像していたこととのギャップや感じたことについては、

『事前に業務の引継ぎを行っていたものの、網羅しきれていないこともあった』

『引継ぎを通じて属人化している業務があることに気づいた。万が一に備えて誰でもできるように業務をフロー化しておくことが大切だと感じた』

のように、カバーして初めて見えてきた課題や苦労が沢山あったようで、今後休職者が発生した際にスピード感を落とすことなく業務を進めるためにも、休職に入る前の必要な業務、情報共有のフローを再度構築する必要があるように感じました。

ここまでカバーする際の思いや業務のあり方について語ってもらいましたが、最後に、さまざまな背景で休職し、組織や周囲が休職者のサポートをすることが当たり前になってきている世の中の流れについてどう思うか聞いたところ、以下のようなコメントがありました。

『今後、自分自身が介護や病気で休む可能性もあるので、休職について理解を深めておくことは健全だと思う。』

『良い傾向だなと思う。色んな働き方がある中で休職も一つの(できればポジティブな)キャリアの選択肢になればいいと思う』

意見交換会を経て

休職者が発生した際の課題が明確になった一方で、育休に関して「その人が選んだことは応援したい」という意見が印象に残りました。atama plusでは、ミッション実現に向けて各自が自律的に働くことを大事にしているため自分らしい育児の在り方をそれぞれが選択できること、またメンバー同士の信頼関係が構築できているため、カバー者も自然に育休取得者に寄り添う行動ができているのではないでしょうか。それらが、結果として高い育休取得率に繋がっているのかもしれません。

また、今回の意見交換会を主催した労務チームに見解を聞いたところ、
育休経験者が周りに多いことや、情報がオープンでslackや会議の動画などのアーカイブが残っていることが休職者にプラスに作用していることが分かったといいます。一方で、育休以外の休職に対しても解像度をあげていくため社員全員にアンケートを実施するなど、今後も継続的にさまざまな取り組みを行っていくということです。

最後に


今回は休職に関する意見交換会に迫りました。
これからも様々な取り組みを行い、ミッション実現のために柔軟に進化を続けるatama plusの動向をウォッチしていきます。


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