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センター試験をしてない奴の編入学体験記(5)「大学2年夏試験前」志望理由書の例、入試対策

こんにちは。Ataktsです。前回の続きです。

前回ご覧になってない方は是非。↓

夏入試に向けての勉強

大学2年生の一学期が始まり、授業が始まりました。理系大学2年生といえば、実験をする授業がどんどん増え、レポートも増え...と大学生生活の中で割と多忙な時期になります。このあたりは学科の授業に加え、教職の授業も受けつつ、編入のための勉強をする、というかなり忙しい時期になっていました。

この時期にやっていた編入のための勉強は以下のようなものです。

・過去問の復習...

過去問を何度もやり直し的確な答えを探しました。大学院入試と同じように編入学の入試も過去問から出る事が多いです。これはやっておいた方が良いでしょう。

・過去問に出てくる内容に近い知識の理解...

例えば「三角フラスコについて述べよ」という過去問があった場合、「丸底フラスコ、ナスフラスコについて述べよ」といった問題が出題される可能性があると考えて対策していました。結果的には大正解でした。

・専門用語の復習...

ノートの見返しをして忘れていた専門用語を思い出していました。また、用語によっては図や簡易的な絵を描けるようにしておきました。大学にもよりますが私が受けていた4つの大学の編入学試験では穴埋めではなく、白紙の紙に自分の文章で書けるだけ問題の答えを書く、というスタイルだったので、図や絵を描いて説明できると非常に好印象(つまり得点が高い)だったのではないかと思っています。

・これまで読んでいた専門書の復習...

ただただ、忘れているものがないか、見落としているものがないかのチェックです。


志望理由書を書く

編入試験ではなぜこの大学を志望したか、を説明する書類を願書時に提出される事があることが多いです。私も受けた4つの大学全てにそれがありました。ここで注意した点は以下の通りです。

・なぜ編入学をするのか...

なぜ高校生の頃に考えていなかったのか。なぜ大学院からではダメなのか。きちんと説明できるように書いておくと良いでしょう。

・なぜこの大学なのか...

他の大学じゃダメなの?という面接官の疑問に対して答えられる志望理由書なら良いでしょう。「~~の研究をしている教授の研究室に行きたいからこの大学を志望しました!」とかありです。

・もし入学する事ができたらどうしたいか...

将来(大学卒業後どうしたいか)のビジョンをなんとなく示せば良いと思います。これは就職しようと思っている人でもとりあえず大学院に行きたいです!と述べれば無難だと思います。

私が実際に書いた志望理由書の一例

私は大学院の志望理由書の書き方例を参考にしました。例えばこちらの方の志望理由書(素晴らしくわかりやすい最高のブログ)を参考にしました。

また、こちらの本を参考にいたしました。


以下が私が作った志望理由書になります。ただ、あくまでも一例なので真似する必要はないと思います。参考程度にご覧ください。

また、ある程度志望理由書が形になったら、誰かに添削してもらった方が良いと思います。私は、かつてお世話になった塾の先生と文章能力に長けている友人に推敲してもらいました。

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 私が貴大学貴学科を志望した理由は、〜〜〜〜〜について学習し、探求したいと考えているからです。私は大学一年生の時より〜〜〜教授に要請して研究室に所属させてもらい、研究活動のお手伝いをさせて頂いていました。しかし、研究室に所属してから学習のために〜〜の本を読んでいくとともに、研究室の〜〜とは異なる分野の、〜〜〜〜について興味を持つようになりました。現在、私は物理学科に所属しているため物理学を主に学習していますが、〜〜〜を学ぶことで上記のような分野についての学習、研究活動を行いたいと思うようになり、貴学科への編入を志願いたしました。←ここでは学科への編入理由を書いています。大学生の時に読んだ本がきっかけ、ということにしています。
 貴学科は日本で唯一包括的な〜〜学の学習、研究を行える機関であり、研究推進体制、研究設備が充実しています。さらに、貴学科の教員の皆様は日本のみならず国際的にも活躍されている方々であり、〜〜や〜〜などの研究機関との連携した研究、教育の体制が整っております。また、貴大学貴学科が活気に満ち溢れているということ、学部教育の水準が日本の中で最もレベルが高い大学の一つであるということが分かり、このような熱意と意欲に満ちている〜〜大学の教員の皆さまや学生から刺激を受け勉学、および研究に励みたいと思っております。初めは貴大学院へ進学し研究に励もうと考えていましたが、編入制度を知り、より早い段階で〜〜学の知識を身に付け、研究活動に打ち込みたいと思っております。これらの理由から〜〜学を学習、研究するための環境が最も優れていると思い、貴学科を志望させて頂きました。←ここではなぜ編入学なのかということを述べています。すごく編入先の学科を褒めていますが、ここまでいう必要はないかもしれません。

 編入後は「〜授業A〜」や「〜授業B〜」など〜〜学の基礎を学習するとともに、「〜授業C〜」や「〜授業D〜」などを履修し、一年生、二年生の学習面での遅れを取り戻しつつ、魅力的な研究や設備に触れ、私自身も魅力的な人材になるよう勉学に励みます。また、〜〜〜〜の研究室に所属し、〜〜〜〜について研究したいと考えております。特に〜〜〜〜〜についての研究活動を行いたいと考えております。←ここでは編入後の大学生活ビジョンについて書いています。意欲的な姿勢で授業や研究に取り込むことをアピールできると良いと思います。

 大学卒業後は貴大学院〜〜〜専攻に進学し、さらに研究を深めていきたいと考えております。私の現在の状況では〜〜学の知識を得る媒体は本がほとんどです。もちろん本は学習において良いツールですが、〜〜について探求していくには、講義を拝聴することや研究室に所属することも必要であると考えています。貴大学への入学が許可されましたら、熱心に学習し、研究活動を行いたいと思います。何卒よろしくお願い致します。←ここでは卒業後の進路や抱負について述べています。締め方は人それぞれなので、このような文章でなくても良いと思います。

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入試の予定合わせが大変

さて、夏前には大学編入の募集要項が既に出回っています。募集要項には編入試験の日程が書いてあるのですが、それは私の場合、大抵は大学の期末試験とほぼほぼ同じ時期でした。もちろん入試を最優先にするので、テストが入試と被る授業をとるわけには行きません。日程を合わせてどうにか被らないようにしていました。ただ、非常に忙しく、結果的に期末テストを大学で受けた後にその足で新幹線に乗って編入試験会場に向かう...というスケジュールになりました。

もしかしたら、大学2年生前期は必修科目以外の授業をなるべく取らないようにした方が良いのかもしれません。

今回の一言

~~~編入試験対策はバッチリと。過去問から出題傾向を読み取っておこう~~~

~~~志望理由書は非常に大事。対策をしておこう~~~

~~~編入試験の日程と期末試験の日程はダブらないように計画しておこう~~~

ご覧いただきありがとうございました。落ちたと思った試験後、喫茶店で知らないおばちゃんにケーキを奢ってもらう編(続き)は来週に。

あなたの100円を私のシュークリーム代として使いませんか?